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W22SAから暗所の性能が向上~W31SAケータイカメラ画質研究ラボ(1/4 ページ)

四角いスライド式端末「W31SA」は、液晶モニタが常時見えているカメラ付き携帯としては“おいしい”形。CMOSを採用した点が気になるが、画質は向上したか?

 四角いスライド式端末の「W31SA」は、スライド式故にメインディスプレイが常時表に出ており(1月20日の記事参照)なおかつ基本的な機能キーもむき出しになっている。カメラ付きケータイとしてはかなり“おいしい”形だ。閉じた状態でそのままカメラとして使えるからである。

 ただ撮像素子は133万画素のCMOSセンサー。CCDでないのがやや残念だ。でもしっかりオートフォーカス(AF)機能は備え、それなりに本格的な仕様だ。


閉じた状態でもディスプレイやセンターキー、クリアキー、発話/終話キーなど主なキーは表に出ている。このためたいていの操作は閉じたまま行える

外部メディアはminiSDカード

 カメラの起動方法は2通り。1つは、閉じたまま側面のカメラボタンを長押しする方法。キー操作が無効になっていない限り、これでカメラが起動する。もう1つはメニューから「カメラ」を選び、さらに「フォト撮影」を選ぶ方法。

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 VGA以上の画像サイズでは横位置撮影になるので、閉じたままカメラモードにしてそのまま撮影に入るのが便利。マクロモードはなく、AF機能が近距離から遠距離まですべてフォローする仕様になっている。


側面はこんな感じ。ヨコ撮り時はカメラキーをシャッターに使うと便利

裏面にカメラとライトがある。この写真ではライトが上にあるが、実際に撮るときはライトが下側に来る

 カメラの起動は約4.5秒。あまり速くないのが残念だ。シャッターボタンは中央の決定キーと側面のカメラキーだが、どちらも閉じたとき表に出ているので好きなほうを使える。どちらのキーも半押しによるフォーカスロックはなく、シャッターを押すとまずAFが働いて撮影される。

 シャッターを切ってから撮影まで1~2秒ほどタイムラグができるが、これが不便なときは発話キーを使う。これがフォーカスロックキーとなっており、ピント合わせだけを行ってくれるのだ。まずピントを合わせ、タイミングを見てシャッターを押せばいいのである。

 ディスプレイは2.2インチのQVGA。VGA以上の時はディスプレイを横に使い、フル画面で表示される。明るい屋外ではちょっと見づらいか。

 撮影機能はなかなか充実している。

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