「G'zOne TYPE-R」で水中撮影:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(4/4 ページ)
夏だ、海だ、G'zOneだ。水没させても大丈夫な防水機能を備えた、G'zOne TYPE-Rが発売されている。せっかくなので、「水中撮影」にチャレンジしてみた。
ただこれはデジカメにしろ携帯カメラにしろカシオの傾向なのだが、白熱灯や白色蛍光灯の下で撮るとかなり赤み(というか橙色)が残ってしまう。
これを嫌う場合、例えば料理を撮るときなどは、撮影補助の中にあるホワイトバランスをセットしたい。使い勝手はさすがカシオって感じで、なかなかいいし、保存も数秒で終わる。SXGAの場合でも3秒程度だ。
難点は?
で、使ってみて感じた難点を1つ。
外部記録メディアを持っていないのである。内蔵メモリだけなのだ。防水仕様の関係上、浸水しやすいメディアスロットを設けにくいとか、防水仕様のメディアスロットを作るとさらにでかくなるとかあるのだろうが、ちょっと残念だ。
さらにPCとつなぐためのキットは別売り。メールで500Kバイトまで添付できるので、SXGAで撮った写真をメールで送ってもいいがそれも大変。それにSXGAだと500Kバイト近くになるが、それだと内蔵メモリの消費も早い。
今回はPC用のケータイ管理ソフトで画像を吸い上げたが、ちょっと時間がかかる。
もう1つ残念なのは、WIN端末ではないこと。WINならダブル定額コースでも使ってでかい画像ファイルもPCのメールし放題だったのに。これがWIN端末なら、もう即買いって感じだ。
でもほかのケータイでは、いや、普通のデジカメでも撮れない苛酷な環境での写真を「自在に撮りまくれる」のはG'zOneの良さ。アウトドア用なんて考えず、モノを乱暴に扱うような人、子供と水辺で遊びながら撮りたい人なんかには最適だ。
そんなわけで、G'zOneは苛酷な環境でのスナップをVGAやQVGAくらいの画像サイズでサクサク撮って、メールで送って楽しむのが最適じゃないかと思う。
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