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「D901iS」を2カ月ほど使ってみて長期ロードテスト「D901iS」 最終回

「D901iS」を使い始めて、はや2カ月がたちました。特徴の1つである「情報表示行」の使い勝手をご紹介して、ロードテストの最終回とします。

 「D901iS」のロードテストを書くのは7月21日以来で、なんと1カ月ぶりでした。今回は、D901iSの“ほかにはない”特徴の1つである、情報表示行について見ていこうと思います。

さりげなく便利な情報表示行

 情報表示行は、透過型液晶を使ったQVGA液晶の上部にある、240×25ピクセルの半透過型液晶部分。メイン液晶のバックライトがオフになってもバッテリー残量やアンテナ感度、日時やメール・通話の着信の有無を把握できるものです。

 左が情報表示行設定画面。右がバックライトオフ時の表示

 バックライトがオンの時には「1Weekカレンダー」「メモ帳」「スケジュール」のいずれかを表示させるよう設定可能。設定は「メニュー」-「設定」-「ディスプレイ」-「情報表示行設定」から行います。

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 左からバックライトがオンの時の設定を、「1Weekカレンダー」「メモ帳」「スケジュール」にしたところ。スケジュールは当日に予定が入っていない場合は1Weekカレンダーが表示される

 私は1Weekカレンダーを設定して使っています。理由は2つ。1つは待ち受け時にスケジュールがメインディスプレイに表示されるよう設定しているので、スケジュールを情報表示行に設定する必要がないこと。もう1つは情報表示行でのメモ帳設定の使い勝手が今ひとつなことです。

 メモ帳にメモを入力すると、新しいメモは下に追加されていきます。そして情報表示行に表示されるメモは、なぜか一番上に表示される、最も古いメモ情報なのです。表示したいメモ内容を任意に設定できればいいのですが、特にそうした仕組みは備えておらず、正直なところあまり使い勝手がいいとはいえません。

 1Weekカレンダーは、メールを書いているときに“今日って何日だっけ”と、ふと思ったときに確認できて便利。さりげなく役立ってくれます。

D901iSに望むこと

 2カ月ほどD901iSを使ってきたわけですが、個人的には気に入って使っていました。カメラの画像がきれいなところや、待受画面上でスケジュールやメール・通話の着信を把握できるところは、私の利用スタイルに合っていて、とても便利に使えました。

 静止画の最大サイズである1728×2034ピクセルで撮った写真の保存は8秒ほどと、やや時間がかかりますが(本体メモリに保存した場合)、私としては待てないほどでもなかった印象。サムネイル表示も比較的速く、それほどストレスを感じることはありませんでした。

 今後の“D”に望むのは、スライド機構周りの改良。前モデルのD901iに備わっていた“開くとロック解除”の機構は、復活させてほしい機能の1つです。またロックがかかっていても、カメラのレンズカバーを開いたら、写真を撮れるようにしてほしいですね。

 次のモデルでどのように進化するのかを楽しみにしつつ、D901iSのロードテストを終わります。これまでお読みいただきましてありがとうございました。

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 ITmedia記者が、普段使いの携帯電話の模様をレポートする長期連載記事です。1人のユーザーとして、端末やコンテンツをレポートします。この端末の「○○を調べてほしい」「この点をメーカーに聞いてほしい」といった要望を、ぜひお寄せください。ロードテストの中で、できる限り調査し回答していきます。

読者のニーズが機種を決定

 なお、本ロードテストで使用する携帯機種は、読者の皆様のニーズに基づいて決定します。記事へのアクセス数の増減を目安とし、随時機種を変更していく予定です。

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