改札で困らないように モバイルSuicaで「オートチャージ」を設定する方法
いちいちカードを取り出すことなく、手に持ったスマートフォンをかざすだけで改札を通れるモバイルSuica。たまに定期外の区間を乗ろうとしたら、残高不足で改札を通れないなんてことも起こりがち。モバイルSuicaでオートチャージを設定する方法を解説します。
いちいちカードを取り出すことなく、手に持ったスマートフォンをかざすだけで改札を通れるモバイルSuica。そんなモバイルSuicaで定期券を利用している場合にはあまり意識しないかもしれませんが、たまに定期外の区間を乗ろうとしたら、残高不足で改札を通れないなんてことも起こりがち。混雑時に改札で引っ掛かると、後ろに並ぶ人に対して気まずい気持ちになってしまいます。
モバイルSuicaにオートチャージを設定しておけば、そうした思いをしなくて済むのでお勧めです。ただし、大前提としてオートチャージを利用できるのはビューカードのみ。それ以外のクレジットカードでは、手動でのチャージはできますが、オートチャージは設定できません。
ビューカードを利用している場合には、以下の手順でオートチャージを設定できます。
Androidの場合
モバイルSuicaアプリの会員メニューから、「Suica管理」をタップします。
「オートチャージ設定」をタップし、「オートチャージを利用する」を有効にして、電子マネー残高が何円以下になったら何円チャージするかを設定します。設定できる金額は1000円単位で1000円から1万円まで。下の画面では、残高が1000円以下になると3000円をチャージします。
なお、利用するクレジットカードとしてビューカード以外を登録している場合、オートチャージは利用できないというメッセージが表示されます。その場合は、ビューカードを登録後にオートチャージ設定を行ってください。
iPhoneの場合
Suicaアプリで「チケット購入/Suica管理」をタップし、「オートチャージ設定」に進みます。
オートチャージ設定の「利用する」を有効にし、電子マネー残高が何円以下になったら何円チャージするかを設定します。設定できる金額は、1000円単位で1000円から1万円まで。下の画面では、残高が1000円以下になると3000円をチャージします。
オートチャージのタイミングは改札の入出場時のみ
便利なオートチャージですが、コンビニの支払い時などに残高が不足していてもオートチャージはされません。オートチャージされるのは、改札を通るタイミング(改札機にモバイルSuicaをかざしたタイミング)だけということには注意が必要です。
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