「プッシュトーク」対応、トルカとiチャネルも──「902i」6機種登場
FOMAの冬モデルとして登場する「902i」シリーズは、トランシーバーのように使える「プッシュトーク」に対応。トルカとiチャネルも標準機能として装備する。
NTTドコモは10月19日、冬商戦向けのハイエンドFOMA「902i」シリーズ6モデルを発表した。これまでFOMAを投入してきたNEC、シャープ、パナソニック モバイルコミュニケーションズ、富士通、三菱電機に加え、新たにソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ端末がラインアップされる。
トランシーバーのように音声通話──「プッシュトーク」
902iシリーズは、トランシーバーのように利用できるIPベースの通話サービス「プッシュ・ツー・トーク」(2004年12月の記事参照)機能を装備。「プッシュトーク」という名称でサービスを展開する。通話相手を指定して端末に付いているプッシュトークボタンを押しながら話すと、相手に一方通行で音声が届く仕組み。通常の音声通話と異なるのは、相手と交互にしか話せない点、1回の通話が最大30秒までの点、最大4人までの相手を指定できる点だ。プッシュトークは、発信・着信がともに902iシリーズであれば、申し込みしなくても利用可能。1回5.25円での従量課金のほか、月額1050円の定額プラン「カケ・ホーダイ」も利用できる。
また拡張機能として、ネットワーク電話帳を利用でき、自分を含めて最大20人まで通話可能な「プッシュトークプラス」も用意。プレゼンス機能にも対応する。利用にあたっては別途契約が必要になる。プッシュトークプラスは2006年1月より提供予定。
かざしてクーポンや店舗案内を取得──「トルカ」
902iシリーズは、おサイフケータイの新機能「トルカ」(9月14日の記事参照)にも対応する。トルカは、対応するリーダー/ライターにおサイフケータイをかざすと、クーポンや店舗案内などの情報を取得できるサービス。情報は端末内のトルカフォルダ内に書き込まれ、赤外線や外部メモリ、メールでほかのトルカ対応端末ユーザーとやりとりできる。
ほかにも、701iシリーズから導入された「iチャネル」(8月3日の記事参照)が標準装備される。
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