ボーダフォンの3G契約、200万を突破
ボーダフォンは、11月21日時点で同社の3G契約数が200万を突破したと発表した。サービス開始から約3年で達成。
ボーダフォンは、同社の3G契約者数が11月21日時点で200万を突破したと発表した。2005年4月の100万突破から約7カ月(4月18日の記事参照)、2002年12月のサービス開始(2002年12月の記事参照)から約3年で到達したことになる。
同社では3G契約増加の背景に、端末ラインアップの強化やサービスエリアの拡充、国際ローミング対応、分かりやすい定額サービスの導入(10月11日の記事参照)、海外で使えるデータ通信カード「ボーダフォンコネクトカード」(7月26日の記事参照)の提供などがあるとしている。
紆余曲折を経たボーダフォンの3Gサービス
ボーダフォンの3Gは「Vodafone Global Standard」という名称で2002年にスタート(2002年12月の記事参照)。当初から海外でも使えることをアピールポイントとして打ち出していた。2004年にはVodafoneグループが定めた世界共通仕様(2004年8月の記事参照)に基づく7モデル(2004年9月の記事参照)を投入したが、ユーザーインタフェースや機能が従来の日本仕様の端末と大きく異なっていたことから苦戦を強いられた(5月25日の記事参照)。
2004年末に、サービス名をVodafone Global StandardからVodafone 3Gに変更。2005年7月には、世界共通仕様を採用しながらも日本市場に合ったユーザーインタフェースを採用し、着うたフルにも対応した「703SH」「903SH」の投入により“新生ボーダフォン3G”を打ち出した(7月28日の記事参照)。以降は、音楽ケータイ「803T」やGPSケータイ「903T」、おサイフケータイ「703SHf」を立て続けにリリースし、巻き返しを図っている。
なお、他キャリアの3G契約者数はドコモが1758万4400(10月末の累計)、KDDIのauが2000万を突破(11月15日の記事参照)している。
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