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902i、相譲らず~「ツーカーS」がとうとう首位陥落携帯販売ランキング(11月21日~11月27日)

ドコモは、D902iとN902iがにらみ合いを続けている。ツーカーランキングは、ついにツーカーSが首位の座を明け渡した。

 先週も、いくつか新機種が登場した。ドコモからFOMA最薄の「prosolid II」が全国で一斉発売されたほか、auからは「W32T」が25日から26日にかけてリリースされている。W32Tの前の機種である「W31T」はランキング上位の常連だが、後継機もトップ10に入れるか。

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 ドコモは「N901iS」(右写真)が「P901iS」と順位を入れ替えて首位に。ドコモのランキングは「P700i」が3週連続首位で、その前も「P901iS」がトップを連続するなどパナソニック モバイル端末が1位をとり続けていたが、ここにきてNEC端末が久々に首位を獲得した。

 902iシリーズは、「D902i」が4位のまま。1位~3位を占める「901iSシリーズ」の壁を、破れずにいる。先週初登場5位を記録した「N902i」も、5位で足踏み。逆にいえば、D902iはN902iの勢いを防ぎとめた格好になる。

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 auは、安定した人気を見せていた「W31T」が突然3位に転落。代わって、フルブラウザ搭載のFeliCa対応端末「W32H」(左写真)がトップに躍り出た。W32Hはジワジワと人気を上げており、先週までも2位につけていた。

 ほかに目立った動きをしたのは「W32SA」で、先週8位から4位にまで順位を上げてきた。また9位の「G'zOne TYPE-R」は、先週11位からランキングに復活。トップ10圏内と圏外を、行ったり来たりしている印象だ。

 ツーカーランキングに、珍しく異変が起きた。不動の人気を誇っていた「ツーカーS」(右写真)が、ついにその座を追われるときがきたようだ。今週のトップはなんと「TT51」。ツーカーSは2位に落ちてしまった。

 ツーカーSがランキングのトップに立ったのは、2004年の11月第4週のこと(12月3日の記事参照)。そこから実に1年間の長きにわたり、トップに君臨し続けていた。先週、11月第3週の時点で「1年間連続トップ」の記録を樹立していたが、1年と第1週に入ったところではかったように首位陥落となった。

 ボーダフォンは、「V603SH」が首位をキープ。同じくPDC端末の「V603T」が巻き返して2位に付けており、また“PDC2頭体制”が復活した。「703SH」「903SH」の3Gコンビは、その後塵を拝している。

 期待の新機種「V604SH」(左写真)は、7位となった。先週初登場で10位に入っていたが、ここから3つ順位を上げている。このまま勢いをキープして、より上位のランキング争いに食い込めるか。

 今週は、KDDIの「A5515K」が全国でリリースされた。1X WINには対応しないものの、AF付き323万画素カメラにモバイルASV液晶を搭載した端末だ。ドコモからは「P902i」の発売日が発表された(12月1日の記事参照)。ただし集計の都合上、来週にランキングにはカウントされない。



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