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YOZAN、ボーダフォン網使い、セキュリティサービス
ボーダフォンの2G網を使い、全国でセキュリティサービスを提供。専用端末を開発する。
YOZANはボーダフォンの2G携帯(PDC)電話網を使ったセキュリティサービスを2006年7月から開始すると発表した。これまで自社のPHS網(首都圏)を使ってサービスを行っていたが、ボーダフォン網を使うことで全国に展開する。
ボーダフォンはYOZANに回線を卸す再販の形を取る。YOZANがユーザーと契約を結ぶが、いわゆるMVNOとは異なる。サービス用の端末は、YOZANが開発する。2006年4月にプロトタイプを完成させる予定だ。PHS網で使っていた端末の、通信インフラだけを携帯向けに変更したイメージだという。
YOZANが提供するセキュリティサービスは、児童や家族、会社員などが持ち、緊急時に防犯ブザーを鳴らしたりGPSを使って位置を通報したり、ハンズフリーで通話ができたりするもの。従来「児童見守りシステム」という名称だったが、このたび「パーソナルセキュリティシステム」に改めた。次のステップとしては、YOZANが進めるWiMAX網を使い、防犯カメラによるセキュリティサービスを検討するという。
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