写真で解説する「F702iD」
平野敬子氏と工藤青石氏による有機的なデザインが特徴の「F702iD」。優美なデザインの中にハイエンドな機能を詰め込んだこの端末の機能を見ていこう。
「手と一体となり、美しい立ちふるまいを促す道具」──。こんなコンセプトの元に生まれたのが「F702iD」(1月17日の記事参照)だ。優美なデザインのボディには、902iシリーズと同等のパワーアップiアプリ(500K)やモバイルSuica・トルカ・iDに対応するおサイフケータイ機能が搭載され、ハイエンド端末にも劣らない端末に仕上がっている。
ソフトのベースとなるのはF902iだと説明員。待受画面にスケジュールや最新の着信を表示させる画面カスタマイズ機能や自動時刻補正機能、メールの圏内自動送信、ATOK+APOT、指紋センサーなど、F902i相当の機能が用意され、操作感はF902iよりキビキビと動く印象を受けた。
なおF702iDにはminiSDカードスロットがないため、ノンセキュアAACを含む音楽再生機能には非対応となる。
光で情報を知らせる──ダブルイルミネーション
背面ディスプレイを持たないF702iDだが、ヒンジ部付近に搭載されたダブルイルミネーションで時刻や着信などの各種情報を知ることができる。「サイドキーの短押しに時刻通知を割り当てられ、例えば4時8分の場合は片方のイルミネーションがまず4回光ってその後に8回光る」(説明員)。ほかにも上下それぞれのサイドキーの短押しには、電波受信レベルやICカードロック状態の確認など5種の機能を割り当て可能だ。
ケーブルでPCとつなぐと自動でバックアップ
F702iDはminiSDカードスロットを搭載していないが、それを補完する機能を備える。付属のケーブルでPCと携帯を接続するとPC側の連携ソフトが自動起動し、画像やアドレス帳データを自動バックアップする機能だ。自動起動によるデータ同期は、PCのOutlookに入力したデータを携帯に送ったり、携帯側のスケジュールをOutlookに送ったりできるなど、ビジネス用途でも便利に利用できる。
生活に合わせて携帯の設定が変化──ライフスタイル設定
F702iD独自のユニークな機能として挙げられるのは「ライフスタイル設定」だ。「平日の23時から24時まではマナーモードに設定する」「週末はプリセットコンテンツを異なるものに変える」といった細かい設定を、自分の生活パターンに合わせて変えられるものだ。
ICカードの設定も生活パターンに合わせて変えられるのも便利な点。新たに用意されたICカードロック解除予約機能は、ICカードを利用する時間帯や曜日を設定でき、例えば「平日の8時から9時の間は通勤時間帯なのでSuicaを利用できるようにしたい」といった用途に対応する。
またセキュリティ関連では、新たにICカードオートロック機能を搭載。あらかじめ設定した時間が経過すると、自動でICロックがかかるようになっている。
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702iシリーズながら、FeliCaへの対応や、902i相当の500Kパワーアップiアプリ、PDF閲覧に対応。指紋センサーも備えた。カラー名称は、金色、花紅、真白、艶黒だ。ドコモ、デザイナーズ携帯「702iシリーズ」
702iシリーズの共通項は“軽量コンパクト”と“iチャネル”。デザイナーコラボモデルやストレート端末、プッシュトーク対応機種、FeliCa対応機種など様々な端末を揃え、「こだわりのある人向けの携帯」を目指す。
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