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無線LAN搭載機も──KDDI、ビジネス携帯「B01K」「E02SA」を発表

KDDIは、法人向け携帯電話2機種を発表した。1Xの「B01K」とWINの「E02SA」の2モデルを用意。E02SAは802.11b/g準拠の無線LAN機能も備える。

 KDDIは、法人顧客のニーズに対応した携帯電話2モデルを発表した。1Xの京セラ製端末「B01K」とWINの三洋電機製端末「E02SA」をラインアップ。B01Kは3月下旬、E02SAは7月の発売を予定している。

 今回の法人向け端末は、エンタテインメント重視の従来ラインアップとは異なるコンセプトで開発されているため型番も異なる。1Xのビジネス携帯にはB、WINにはEが付き、Bはビジネス・ベーシック・ベース、Eはエンタープライズ・エグゼクティブ・エキスパート・エレガントに由来しているという。ビジネス携帯のラインアップは今後、ユーザーのニーズを見ながら拡充を検討するとしている。

 販売チャネルはKDDIの法人営業部や法人向け代理店。B01Kについては一般ユーザー向けにauショップでも販売する予定だが、E02SAについてはまだ決まっていない。

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 なおいずれの端末も、3月15日と16日に京都で開催される「ケータイ国際フォーラム」で初披露される予定だ。

セキュリティ重視のスタミナ携帯──「B01K」


1200mAhのバッテリーを搭載したB01K。外部メモリには非対応

 B01Kは、法人顧客の要望として多かったセキュリティや連続通話時間の長さにフォーカスした1X端末。連続通話時間は1200mAhバッテリーの採用により、320分を実現し、待ち受け時間も470時間と長くなっている。

 セキュリティ機能は管理者がPCから遠隔でロックをかけられるリモートロックや、PIMデータを削除できる「リモードデータ削除」、一定時間が経過すると自動でロックがかかる「再ロック」などの機能を備える。

 ほかにもASPサービスの「ビジネス便利パック」や「POPメーラ」など、ビジネスに役立つ機能を装備している。

 B01Kのメインターゲットは、外回りの仕事が多いビジネスパーソン。

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無線LAN内蔵でセキュリティ重視──「E02SA」


802.11b/g準拠の無線LAN機能を搭載したE02SA。右の2つの写真はオプションのLバッテリーを取り付けたところ。Lバッテリーは「従来端末の2倍くらいの連続通話時間や待ち受け時間を目指して開発中」(KDDI)

 E02SAは、802.11b/g準拠の無線LAN機能を備えたWIN端末。オフィスではVoIPによる内線電話として、出先ではau携帯電話としてシームレスに使える。KDDIが提供する内線用BREWアプリだけでなく、顧客の利用環境に合わせてカスタマイズしたアプリを搭載できるという。

 PC向けWebサイトの閲覧を可能にする「PCサイトビューアー」、WordやExcel、PDFなどのオフィス文書閲覧に対応する「PCドキュメントビューアー」を搭載。セキュリティは「とじるとロック」「遠隔オートロック」「遠隔データ消去」などの機能を用意した。

 なおE02SAは、KDDIが7月から提供予定の企業向け内線ソリューション「OFFICE FREEDOM」(3月6日の記事参照)と組み合わせて利用できる。

 KDDIは企業向けサービスとして、au携帯電話を社内の内線として使う「オフィスワイズ」(2004年12月の記事参照)も提供している。それぞれのターゲットについてKDDIは、導入への設備投資コストが高いオフィスワイズは大企業向けに、自営のシステム内に柔軟に組み込め、コストも比較的安くすむOFFICE FREEDOMは中小企業向けに提案したいとしている。

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