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ドコモ、パケット料無料サイトに誤課金──通信料を返還
パケット通信料無料の「WORLD WING」レンタル申込みサイトの一部に、設定ミスによる誤課金が2004年7月から発生してたことが判明した。
NTTドコモは9月6日、本来パケット料金が無料であるところ、有料として課金・請求を行っていたサイトがあったと告知。該当ユーザーに対し、料金を返還すると発表した。
該当ページは、国際ローミングサービス「WORLD WING」のレンタル申込みサイト内の一部。「iメニュー→料金&お申込・設定→WORLD WINGケータイレンタル(WORLD WALKER-PLUS)サービス申込サイト→予約→WORLD WING(WORLD WALKER-PLUS)ご利用サービスの選択→ご予約の前に→指定受信の設定→ドメインを指定」の遷移で表示される、「ドメインを追加」ボタンを押下したユーザーが対象となる。同ページは本来パケット通信料金は発生しないが、設定の誤りにより有料として課金する形態になっていた。
事象発生期間は2004年7月1日から2006年6月8日の約2年間。また、2005年7月1日から2006年5月31日までの期間で展開していた、ムーバユーザー向けの「WORLD WALKER-PLUS」レンタル申込みサイト利用者も返還の対象となる。2006年9月5日時点、同事象に関するユーザー問い合わせはなかったとしている。
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対応は、
- 2006年3月21日から2006年6月8日までに上記ボタンを押下したユーザーは、利用記録に基づき、対象となる通信料を2006年9月請求分から減算し返還する。
- 2006年3月20日以前に上記ボタンを押下したユーザーは利用記録が保存されていないため、ユーザーが申し出た上で、利用状況などを確認。対象となる送信料金を返還する。
という方法で行う。
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