目指したのは“間接照明”――W43S、柔らかで複雑な光の秘密 :開発陣に聞く「W43S」(“あかり”編): (3/3 ページ)
あるときはろうそくの炎がゆらめくように、またあるときはブロック落としゲームのように光るW43Sの“あかり”。色も動きも複雑なあかりをどのように実現したのか、開発陣に聞いてみた。
真っ暗な部屋で“あかり定例”
W43Sは「モカブラウン」「カームホワイト」「アンビションレッド」の3色展開で、それぞれに3枚ずつのStyle-Upパネルが付属するが、この他にオプションStyle-Upパネルと「マルチパック」が別売りされている。
オプションStyle-Upパネルは上で紹介したシャンデリアやピーコックのほか、ラインストーンを使ったものやレースを使ったものなど、かなり凝ったパネルだ。マルチパックは透明なパネル1枚とデザインシート9枚をセットにしたもので、気軽に“着せかえ”ができるパックになっている。透明パネルの下に挟むシートは簡単に自作できる。
“あかり”がテーマのW43Sだけに、開発メンバーは毎週、照明を落とした真っ暗な部屋に集まって、実際に端末を光らせてテストを繰り返したという。「毎週暗い部屋でミーティングしていたので“あかり定例(ミーティング)”と呼んでいました。真っ暗な部屋で両手に端末を持って、それぞれ別パターンで光らせて“どっちがいいと思う?”って言って」(清水氏)
「この端末では、とことんあかりを楽しんでほしいと思っているので、3つのパターンだけでなく、ソニー・エリクソンの公式サイトから追加であかりのパターンをダウンロードできるようにしています。あと、端末を閉じているときには、サイドにあるカメラキーを長押しすると、ランダムで光らせることができます。お友達にあかりを見せてあげたいときなどに、試してみてください」(清水氏)
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