POBox Proの操作感は?──「W43S」:秋冬モデルの“ここ”が知りたい「W43S」編(1)
文字入力システムが、「POBox」から「POBox Pro」に進化したソニー・エリクソン・モバイル製端末「W43S」。POBoxはもともと評価の高いシステムで、ユーザーからの支持も高いだけに、Pro版には並々ならぬ関心が寄せられた。
質問:POBox Proの使い勝手は?
「POBox Pro」の大きな特徴の1つが「タブ」の切り替えによる文字種の切り替えだ。漢字入力から英数入力やカナ入力に切り替える場合、特定のキーを繰り返し押すか、いったん専用の選択する画面を表示して文字種を選ぶという操作を行うことが多い。
タブ機能を使うと、タブを切り替えた瞬間に候補一覧が表示され、その中から選ぶことができる。予測変換でも異なった文字種を選ぶことはできるが、タブで絞り込めるためよりスピーディな操作が可能だと感じられた。ただし、文字変換で最初に表示するのは予測変換タブのため、タブを切り替えなければ従来のPOBoxと使い勝手は変わらない。
W43Sでは、キーの長押しで候補が変わる機能も搭載。例えば、「か」のキーを長押しすると「か」→「き」→「く」→「け」→「こ」と候補が変わっていく。さらに、NTTドコモの三菱電機製端末などと同様に、1文字目の入力後、少し待つとカーソルが右に移る機能を採用した。同じ行を入力するときに、カーソル移動の手間が省ける。
上記のオン/オフや、カーソルの移動速度や長押し機能が起動するまでの時間などは細かく調整できるようになっている。
質問:ポケベル入力ができるか?
根強い支持があるポケベル入力(2タッチ入力)ではあるが、残念ながらW43Sには搭載されない。
質問:「参照返信」機能で受信メールはスクロールできるか?
432×240ピクセル表示対応の2.7インチワイド(16:9)液晶を生かしたメール機能が「参照返信」機能だ。画面の上3分の1に受信したメールを表示させ、下3分の2で返信メールを作成できる。受信メールと作成中の返信メールは、サイドキーで切り替えられ、スクロールや文字サイズの変更にも対応している。
質問:送信メールをメモリースティックDuoに保存できるか?
送信メールのサブメニューの中に、「M.S.へコピー」というメニューがあり、メモリースティックDuoやデータフォルダにコピーすることができる。
※今回の検証は、発表会で展示されたデモ機で行っており、製品版では仕様が変わる可能性もあることをご了承いただきたい。
関連記事
- あかりケータイ「W43S」発売、新規価格は2万円前後
12灯のLEDを備えた背面の「あかりエリア」が、さまざまな明るさや順序で点灯するWIN端末「W43S」が店頭に並んだ。新規価格は2万円前後。 - 「あかり」と「Style-Upパネル」を備えたソニエリ「W43S」発売──9月14日から
KDDIはソニー・エリクソン・モバイル製のスタイリッシュな新端末「W43S」を9月14日から順次発売する。 - ソニエリ「W43S」がモバイルSuicaに対応
JR東日本は、ソニー・エリクソン・モバイル製端末「W43S」をモバイルSuica対応機種に追加した。KDDI端末では7機種目。 - 「W43S」が東京コレクションに登場──光と色のファッションショー
あかりケータイ「W43S」をイメージした衣装が勢揃い──。ソニエリが、東京コレクションでファッションショーを開催した。光のドレスをまとった松下奈緒さんもモデルとして登場。 - 写真で解説する「W43S」
背面にレイアウトされた12灯のLEDが、間接照明のような柔らかい光を放つ「W43S」。予測変換機能のPOBoxも大幅に機能が強化された。 - 背面に12灯のLED、2.7インチのワイド液晶──「W43S」
ソニー・エリクソン製の「W43S」は、背面に12灯のLEDを装備した“あかり”と着せ替えパネルで個性を演出。2.7インチのワイド液晶には、ソニーのテレビ「BRAVIA」で培った技術が搭載される。 - Rev.A対応、デザインケータイなど総勢12機種──auの秋冬モデル
KDDIが12機種の秋冬モデルを発表。EV-DO Rev.A対応機やデザイナーズ携帯など多彩な端末をラインアップしており、初のシャープ製携帯もお目見えした。デコレーションメールやテレビ電話などの新サービスも登場する。【スペック表・サービス対応表追加】
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.