京ぽん、“neco”ぱんちに倒れる――ウィルコムの新モデル:+D Voice
音声端末3モデルと高速化したW-OAMデータカード、nico.のコラボモデルを発表したウィルコム。“京ぽん4代目”こと「WX320K」が本命と見られる中、1位を獲得したのは……。
「WX320K」「WX321J」「WX220J」の音声端末3モデル、最大512kbpsの通信が可能な「W-OAM typeG」対応のデータカード「AX530IN」に加え、音声端末「nico.(WS005IN)」のコラボモデル――ボディに猫のフィギュアをあしらったタカラトミーとのコラボモデル「nico.neco」と、ベネトンとのコラボモデルを投入したウィルコムの新機種。ITmedia読者に人気だったのはどれか? 早速結果を見ていこう。
新モデルを抑え、nico.necoが1位を獲得した。通常のnico.と比べ、使い勝手やソフトウェア上の大きな違いはない。特徴と言えば、かわいい子猫のキャラクターが端末上部に乗っており、専用のコンテンツが用意されているぐらいだ。同じくコラボモデルのnico. ベネトンモデルは7%で4位。ITmedia読者には猫好きが多いのだろうか。
約1年半ぶりに登場した“京ぽん”の新モデル――京セラ製のWX320Kは23%で2位に入った。PHS高度化通信規格「W-OAM」に対応し、RSS配信やオンラインストレージサービスが利用できる新バージョンの「Opera」、Java(MIDP 2.0)の実行環境を搭載するものの、「WX310K」で対応したBluetoothや外部メモリ、ミュージック/ムービープレーヤー機能はない。
期待された機能を搭載していなかった点、ハイエンドではなかった点などが、nico.necoに破れた要因と考えられる。
3位はビジネスユーザー向けに機能を強化したWX321J。機能ごとにアクセスを制限できる「ロック設定機能」、遠隔操作でロック/データ消去できる「リモートロック」に加え、指紋センサーには指表面のキズや皮脂の不一致による認識率の低下を防ぐ「真皮層検出方式センサー」を採用した。
通信はW-OAMに対応し、ブラウザは最新バージョンの「NetFront 3.4」を搭載。「WX310J」からの正統進化といった感じで、既存ユーザーの支持を集めたと見られる。
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