携帯でショッピング、中高生の4人に1人が経験あり──バンダイネットワークス調べ
バンダイネットワークスら3社が、中高生を対象に行ったモバイルECサイトの利用に関する調査結果を発表。4人に1人が携帯向けECサイトの利用経験があると回答している。
バンダイネットワークス、VIBEおよび東急エージェンシーは9月5日、13歳から18歳までの中高生を対象に実施した、モバイルECサイト利用に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は2007年7月13日、中高生のための携帯向けエンタテインメントポータルサイト「GAMOW」で実施したもので、有効回答数は1107件。
同調査によれば、携帯のECサイトで買い物をしたことがあると答えたユーザーは回答者の25.2%に達し、4人に1人が携帯電話での買い物を経験していることが分かった。購入したことがある商品は、第1位がCD/DVD、第2位は洋服や靴などのファッションアイテム、第3位はピアスや指輪などのアクセサリー。平均購入品数は、男性が1.48個、女性は1.84個と、女性の方がやや購入商品のバリエーションが広い。
ユーザーの購入金額は、1000円から3000円、3000円から5000円がもっとも多い。年齢が上がるほど購買金額も上がり、高校生では5000円以上の買い物経験者が40%以上となった。支払い方法は代金引換が最多の57%。第2位は27.2%のコンビニ決済だった。
初めて携帯ECサイトを利用した学年は、高校1年生という回答が比較的多かった。しかし高校生の調査結果を見ると、3学年ともに2006年からショッピングを始めた利用者が多いことから、ティーンのモバイルコマース利用環境が整い始めたのは、2006年頃からと推測できる。
なお購入未経験者のうち、今後、携帯ECサイトで買い物をしてみたいと考えている人は45%にのぼり、特に女性に積極的な購入意向が見られた。将来購入したい品目は、ファッションアイテムが第1位、CD/DVDが第2位、アクセサリーが第3位。男性では1位と2位が逆転しているほか、漫画や小説などが上位に入っている。今後の携帯ECでのショッピング予算は、経験者の購入金額と同様、1000円から5000円程度となった。
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