レビュー

写真で解説する「W55T」(1/2 ページ)

ステンレスパネルを採用し、クレジットカードと同じくゴールド/プラチナ/ブラックの3色を揃える厚さ9.9ミリの“CARD SIZE SLIM”ケータイ、それが東芝製の「W55T」。そのサイズゆえ決して多機能ではないが、ターゲットユーザーとする30~40代の男性や携帯に高い機能を求めない層に“プレミアム”感で訴求できる端末に仕上げた。

 東芝製の「W55T」は、最薄部を9.9ミリとする極薄ケータイ。スリムな端末を好むのは、30~40代の男性会社員というマーケティング調査をもとにターゲットを絞り、ボディ上面にはステンレスパネルを採用し、高級感のあるデザインに仕上げた。

 現在、携帯に望まれる機能で上位にあるワンセグやおサイフケータイには対応しないものの、極薄のボディながら195万画素カメラ、QVGA(240×320ピクセル)表示対応の2.4インチクリアスクリーン液晶を搭載するほか、PCサイトビューアー、PCドキュメントビューアー、辞書機能「辞スパ」、ボイスレコーダー機能などのビジネスシーンに役立つ機能を備える。

ステンレスパネルのサイズがクレジットカードとほぼ同じことから、ゴールドカード、プラチナカード、ブラックカードの3色で展開。ゴールドとブラックはパネル上面を鏡面塗装、プラチナはヘアライン仕上げとなっており、ひんやり・キラリとした金属感が味わえる
標準の3色の加え、限定カラー“PREMIUM CARD”を採用したpremium versionも発売予定。こちらは3000台限定モデルでWeb販売のみとなる。特典として、鏡面処理されたパネル表面に好きな文字を刻印するサービスや本革製の専用ケースが付属する。販売方法などの詳細は2007年11月下旬頃に告知される予定
待受画面にクレジットカードのエンボス文字がモチーフのデザイン。ゴールドカードやプラチナカードなど、ワンランク上のクレジットカードが持つステイタスやプレミアム感をデザインに踏襲した(左)。W55Tのゴールドカードを実物のクレジットカードと比較。W55Tの方が少々大きいかな。ただし名刺入れやパスケース同様に、スーツの胸ポケットに入れてもまったく違和感なく携帯しておけるだろう(右)
最薄部9.9ミリを実現。本体右側面に角形イヤフォン端子、左側面に充電・通信端子、本体上面に赤外線ポートを配置したほかには、余計なキーがない。端子回りの最厚部は13.1ミリほどとなる
裏面に195万画素のパンフォーカスカメラ、レンズ横にマクロ切り替えレバーがある。他機種では本体側面によくあるマナーモードキーやボイスレコーダー/留守番電話切り替え用キーは、裏面のカメラ下にレンズの下に移動。その横に外部スピーカーを配置する(左)。microSDスロットはau ICカードと並んでバッテリーカバーの内部にある
       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.