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「健全なケータイサイト」認定機関設立へ準備委発足
携帯電話メーカーやコンテンツプロバイダらが参加するモバイル・コンテンツ・フォーラムが、「健全な携帯電話向けサイト」を認定する第三者機関の設立に向けた準備委員会を発足した。
携帯電話メーカーやコンテンツプロバイダらが参加する業界団体、モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)は12月26日、「健全な携帯電話向けサイト」を認定する第三者機関の設立に向け、準備委員会を発足した。今後、認定基準などを策定し、来年4月から認定を始める予定。
携帯電話・PHS事業者は、18歳未満の加入者について、フィルタリングサービスに原則加入とする方針。これに対しMCFは「閲覧制限されるサイトの中には、青少年の自己表現ツール、親子間や友人間のコミュニケーションツールとして有用で意義のある健全なサイトもある」と指摘。サイトの健全性を第三者機関で認定し、有用なサイトをしゃ断しないフィルタリングサービスの構築につなげるとともに、業界の自助努力もアピールする狙いだ。
この日発足した準備委員会では、座長に堀部政男一橋大名誉教授を選任した。堀部名誉教授は、ネット上の「違法・有害情報」対策について話し合う総務省検討会の座長も務めている(関連記事参照)。
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来年3月末までに、有識者で構成する第三者機関を設立。健全サイトを認定するための基準を分野ごとに策定するほか、ユーザー向け対応窓口の設置といった準備を進め、4月から認定を始める計画だ。
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