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売れるのは新機種か旧機種か──新販売制度でがらりと入れ替わったドコモとau携帯販売ランキング(1月21日~1月27日)(1/2 ページ)

auとソフトバンクモバイルが2008年春商戦向けの新機種発表を終え、春商戦モデルをすでに発表済みのドコモは新モデル数機種を早々に発売。ランキングの動きが停滞し始めたとたん、もう次の春商戦が始まるようだ。こんな状況下で売れている端末は何か。今回の販売ランキングをチェックしていこう。

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早々に発売した「春モデル」、初登場で上位ランクイン──やや好調の兆し


P905i

 2007年11月、905iシリーズと一緒に2008年春商戦向けモデル「705iシリーズ」を先だって発表していたドコモは、今回から早々に春商戦向けの新機種がランクインした。

 今回の首位は前回と変わらず、パナソニック モバイル製の「P905i」が獲得。続いて、2位にシャープ製の「SH905i」、3位に富士通製のユニバーサル携帯「らくらくホンIV」、4位に1月24日発売の新機種「SH905iTV」、5位に2007年夏モデル「SH704i」が入った。

 今回、初めて登場した端末は、ワンセグ搭載の“AQUOSケータイ”SH905iTVと“極薄ワンセグケータイ”「P705i」の2機種。それぞれ初登場で4位と6位に入り、発売早々なかなか好調な売れ行きを見せた。特にSH905iTVはキャリア総合ランキングでも7位に入っている。

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 さて、改めて現在のランキングをみると、2007年秋冬モデル以降の新機種が10機種中8機種を占めていることが分かる。ドコモ端末は2007年夏モデルまで(一部機種を除き)新機種の登場で値下げされた旧機種の人気も高まる傾向があり、場合により新機種より売れることも多かった。

 大きく変わったこの状況は、新機種のラインアップそのものに加え、やはり新たな端末販売制度の効果が大きい。ユーザーの95%が利用するという“バリューコース”は、機種や継続利用期間により頭金(持ち帰り金額)を0円とする分割払いも選択できることで、購入時の金銭的負担はもちろん、心理的な負担も軽減できる特徴がある。もちろん1つ前の904iシリーズや704iシリーズも値引きして併売され、ニーズもあると思われるが、ランキングの結果をみる限りは新機種の人気が高い。

 今後、2008年の春商戦向けモデルも続々登場する予定となっている。この先どのような動きを見せるだろうか。

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