ケータイでコスメ購入、男性約1割、女性約3割が“経験あり”
MMD研究所がモバイルコマースの利用動向に関する調査結果を発表。ネットショッピングの売れ筋といわれる香水やコスメの購入については、男性の約1割、女性の約3割が“経験あり”と回答している。
MMD研究所は2月21日、「第13回 モバイルコマースに関する利用調査」の結果を発表した。調査は2月1日から同12日まで、メディアインクルーズが運営する“blogri”など、計13社、モバイル15サイトの協力を受けて実施したもので、有効回答数は6425名。
同調査によれば、1月に携帯電話でネットショッピングをした人の割合は31.4%。年代別では、20代以上で3割を超える結果となり、40代以上が34.9%と、最も多かった。購入した商品は、男性では「CD・DVD(音楽)」が19.8%、女性では「衣料」が29.5%で最多となっている。1月に購入した商品の合計額は「1万円~1万9999円」が23.5%で最多となり、これに「3000円~4999円」が15.7%、「5000円~6999円」が12.9%で続いた。
1月に携帯電話でネットショッピングした人を対象に、商品購入の理由を聞いたところ、「普段と変わらない」が32.0%と最も多かったが、「欲しかった商品をメールで紹介されたから」が23.3%、「新年のセールがやっていたから」が17.8%とこれに続いた。
実際の店舗以外で商品を購入するときに利用するのは、PCでのネットショッピングが約4割でトップ。男性では約5割に達しており、女性ではPCと携帯電話でのネットショッピングが約35%と、ほぼ同率となっている。
携帯電話でのコスメ商品の購入経験を聞いたところ、「購入したことがある」が26.5%となった。男女別では、男性が10.3%なのに対し、女性は34.1%と大きな差が見られる。実際に購入した商品は、男性では「香水」が39.2%と最も多く、次いで「基礎化粧品」が27.8%、「フェイスケア」が21.7%となった。女性では「基礎化粧品」が71.9%と最も多く、次いで「洗顔、クレンジング」が53.9%、「香水」が33.6%となっている。
今後の携帯電話でのコスメ商品購入意向は、「購入する」という回答が2.8%、「購入するつもりはない」が43.5%、「分からない」が53.7%となった。
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