レビュー

写真で解説する「W64SA」

6軸の加速度センサーを、イルミを使ったエンタテインメント機能やカロリーカウンターに生かしたのが京セラのSANYOブランド端末「W64SA」。ステレオ対応のICレコーダーや時短検索など、KCP時代のSANYO端末の機能が復活しているのもうれしい。

 6軸の加速度センサーを、イルミを使ったエンタテインメント機能やカロリーカウンターに生かしたのが京セラのSANYOブランド端末「W64SA」だ。中でもユニークなのが、端末を振ると色が変化する背面のイルミネーション。このイルミは、端末の開閉時や着信時などに光って癒し効果を演出する。

ボディカラーはホワイトボトル、ピンクボトル、イエローボトル、ブラックボトルの3色。質感はボディカラーごとに異なり、ホワイトボトルはスリガラスのようなマット調、ブラックボトルはクリア、オレンジとピンクはつややかに仕上げた
ディスプレイ側のボディは、透明感のある素材と色の付いた素材を一体成形しており、端末の周囲を取り巻く透明な縁取りがデザインのアクセントになっている
ダイヤルキーの下には新たに[TV]キーを搭載。単押しでワンセグ、長押しでのぞき見を防ぐブラインドスクリーンが起動する
キーのフォントは2種類。ホワイトとブラック、ピンクとイエローが同じフォントを採用している(左)。ワンセグとEZ・FM用のアンテナ、ストラップホールはヒンジ部にあり(中)、着信ランプは先端部に装備(右)
左側面にmicroSDスロット(最大2Gバイト)、右側面にワンセグ操作用のキーを装備。底面にはFeliCaポートとカメラ、モノラルスピーカーがある

端末を振ると色が変わる――モーションセンサー連動の背面イルミ

 背面のイルミは、カラーセラピーで知られるオーラソーマのカラーボトルをイメージしたもので、円の上半分と下半分が異なる色に光る。LEDは4灯搭載しており、半円形の導光板で光を拡散させて全体を光らせている。

オーラソーマのカラーボトルをイメージしたイルミ。着信時のイルミはカスタマイズが可能。色は赤、青、緑、オレンジ、ピンクから、イルミパターンは10種類から選べる

 このイルミは内蔵のモーションセンサーと連動しており、端末を振ると色が変わる仕組み。振るたびにイルミの色が変化し、気に入ったイルミはメニューをたどることなく開閉時のイルミとして設定できる。「左側面のいずれかのキーを押して端末を振り、気に入った色が出たところで端末を開くと、その色が開閉時のイルミに設定されます」(説明員)。また、気に入った色が出たところで、待受画面上の「カラーセラピーサイトへ」ショートカットからEZ MYスタイリングサイトにアクセスすると、カラーセラピストの監修による心理チェックを楽しめる。

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 背面のイルミは通話やメールの着信時にも光り、開閉時とは別の色に設定可能。プリセットの6種から選べるほか、好みの色やパターンでカスタマイズもできる。また、就寝時にベッドサイドで光らせるような設定も搭載する予定だという。

着信時のイルミはカラーセラピストが監修した6種から選べるほか、自分の好みの色やパターンにカスタマイズすることも可能だ
  • ↓6軸のセンサーを搭載した「W64SA」は、端末を振ると背面のイルミのカラーが変化する

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待受もセンサー連動、カロリーカウンターは待受上に数値を表示

 W64SAは待受画面もセンサーに連動。プリセットされる待受画面のいくつかはセンサー連動に対応しており、端末を傾けると画面上のアイテムがそれに応じて動くのが面白い。

 新たに搭載されたカロリーカウンターと「BEAT RUN」も、センサーとの連動で実現した機能。カロリーカウンターは、身長や体重、歩幅などを入力すれば、あとはW64SAを身につけておくだけで歩数を計測し、それに応じた消費カロリーや歩いた距離をはじき出す。この結果は待受画面上に表示され、端末を開くたびに確認できる。

 BEAT RUNは、プリセットされたBEAT RUN対応の曲に合わせてステップを踏むと、曲ににぎやかな音が追加されて音が盛り上がるエンタメ機能。この機能はBEAT RUNに対応した曲で利用でき、KDDIではコンテンツプロバイダと協力して曲のラインアップを増やす計画だ。

カロリーカウンターの情報は待受画面上に表示される
  • ↓センサーに連動する待受画面

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「時短検索」が復活、ICレコーダーはステレオ対応に

 W64SAでは、三洋端末のKCP時代の機能が復活しているのもうれしい点だ。1つは時短検索。ダイヤルキーの「あ」のキーを長押しするとア行の、「か」のキーを長押しするとカ行のアドレス帳にすばやくアクセスできる。ICレコーダーもステレオ対応になるなど、SANYOブランド端末らしさが戻ってきている。

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