ケータイの割賦購入、約4割が「抵抗がある」
アイシェアがケータイの割賦販売に関する意識調査の結果を発表。ケータイを割賦で購入したことがあるという回答は3割強にとどまり、約4割が「割賦購入に抵抗がある」としている。
アイシェアは9月4日、「割賦購入に関する意識調査」の結果を発表した。調査は8月25日と26日の両日、同社の無料メール転送サービスCLUB BBQの会員を対象に実施したもので、有効回答数は417名。
同調査によれば、携帯電話を割賦購入したことがある人は34.8%で、65.2%は割賦購入の経験がなかった。携帯キャリア別に見ると、割賦購入経験者は割賦方式の導入が最も早かったソフトバンクモバイル利用者では60.3%にのぼったが、NTTドコモは30.6%、ウィルコムは35.7%、auは14.4%となり、利用はそれほど進んでいないようだという。
割賦方式により以前より購入しやすくなったと思うかを聞いたところ、「とても購入しやすくなった」は2.4%、「購入しやすくなった」は7.0%で、肯定派は全体の1割未満。過半数の62.1%は「どちらともいえない」と答えており、「購入しづらくなった」が14.9%、「とても購入しづらくなった」が13.7%と、否定派が肯定派を大きく上回る結果となった。なお性別、世代別では、「購入しやすくなった」と答えたのは男性で10%、女性で3.9%。20代の肯定派は2.7%と非常に低かった。
携帯キャリア別では、購入しやすくなったと考える肯定派の割合は、ドコモが11.8%、auが5.1%、ソフトバンクモバイルが10.1%。購入しづらくなったと考える否定派は、ドコモが30.6%、auが25.4%、ソフトバンクモバイルが31.4%だった。なおau端末の所有者では「どちらともいえない」が69.5%にのぼり、他社ほど割賦方式が購入しやすさに影響していない様子がうかがえたという。
携帯電話の割賦購入についてどう思うかについては、「抵抗がある」が39.6%、「よいと思う」が16.3%、「どちらともいえない」が44.1%。性別、世代別、携帯キャリア別を問わず「抵抗がある」が「良いと思う」を大きく上回ったが、40代では「よいと思う」が22%と他の年代よりも高い傾向にある。携帯キャリア別では「よいと思う」比率がドコモで19.4%、auで9.3%、ソフトバンクで16.7%と、わずかながら意識の差が見られた。
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