セキュリティ機能が進化したスリムな防水ストレートモデル――「WX330J」
ウィルコム初の防水モデルが日本無線から登場。同社が得意とする法人ユーザーはもちろん、薄型の防水ストレート端末としてコンシューマーにも訴求する。
日本無線製の「WX330J」は、ウィルコム初の防水ケータイ。IPX5、IPX7相当の防水性能を備え、水深1メートルに30分間端末を沈めたり、常温の水道水を端末に当てても電話機としての性能を保つ。
日本無線製のコンシューマー向けの機種としては、2007年2月に発売された「WX321J」以来となる。法人向けには2008年1月に「WX321J-Z」が発売された。今回のWX330Jは、防水やセキュリティ機能に優れたシンプルな電話機として、コンシューマーを含む幅広いユーザーに訴求する。
セキュリティ機能として、企業の管理者が一括して機能を制限する「ビジネス安心サービス」のほか、紛失時の不正利用を防ぐ「リモートロック機能」、EメールやWeb、電話帳などの使用を制限する「管理者ロック機能」を搭載。また、事業所用コードレスシステムのPBXに登録することで、WX330Jを企業の内線電話機として利用できる「オフィスモード」に対応する。なお、WX321Jで採用実績のある指紋センサーは搭載されていない。
そのほか、赤外線通信(IrSimple)やフルブラウザ(NetFront)、MIDP2.0対応のJavaを利用できる。連絡先やブックマーク、赤外線通信などの機能をショートカット登録できる「カスタムボタン」も搭載。ボディにはツートーンカラーのアルミパネルを採用し、防水対応ながら厚さ11.5ミリ、重さ約94グラムの薄型軽量ボディを実現した。
発売日は2008年11月13日。価格はW-VALUE SELECTで新規購入した場合の実質負担額は9600円、機種変更した場合の実質負担額は1万4400円。
機種名 | WX330J |
---|---|
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約44×125×11.5ミリ |
重量 | 約94グラム |
連続通話時間 | 約6.5時間 |
連続待受時間 | 約700時間 |
カメラ | ― |
外部メモリスロット | ─ |
メインディスプレイ | 2.0インチQVGA(240×320ピクセル)約26万2144色TFT液晶 |
サブディスプレイ | ─ |
赤外線通信 | ○(IrSimple) |
Flashプレーヤー | ─ |
Bluetooth | ─ |
Java | ○(MIDP2.0準拠) |
ボディカラー | ブラウン、ホワイト |
発売日 | 2008年11月13日 |
関連記事
「WX320K」「WX321J」発売──新規はどちらも1万円台半ば
高速通信規格のW-OAMに対応した京セラ製の「WX320K」と日本無線製の「WX321J」が、都内で店頭に並んだ。写真で解説する「WX321J」
“Intelligent BLOCK”の愛称を持つ前モデル「WX310J」と同様、指紋センサーの搭載で高いセキュリティを実現した特徴的なデザインのストレート端末が「WX321J」だ。既存のモデルのマイナーチェンジに近い位置づけだが、見た目以上にブラッシュアップは進んでいる。W-OAMに対応した“指紋+ビジネス”のセキュリティ端末──「WX321J」
日本無線製「WX321J」は、ビジネス向け機能や十字キーとして使える指紋センサーは従来機を継承し、新たにW-OAMに対応。セキュリティ機能をさらに強固にしたビジネスユーザー向けの高機能モデルだ。装飾メールと赤外線対応、アンテナ内蔵薄型モデルも──ウィルコム、2008年春の新機種発表
ウィルコムは2008年の新機種を発表。薄型、赤外線通信、ウィルコム版装飾メール「デコラティブメール」などに対応する音声端末、W-SIM対応PCカード型データ通信端末などを用意する。1月下旬から順次発売する予定。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.