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Mailbox、To-Doアプリ「Orchestra」を9月に終了へ
人気のiOS向けGmailクライアントアプリ「Mailbox」の前身ともいえる「Orchestra」が9月6日にApp Storeから姿を消し、利用もできなくなる。
米DropboxのMailboxチーム(元Orchestra)は7月26日(現地時間)、iOS向けTo-Doリストアプリ「Orchestra」の提供を9月6日に終了すると発表した。
アプリメーカーのOrchestraは2011年に創業と同時期にアプリのOrchestraをリリースし、2012年9月にこのアプリへのユーザーからのフィードバックを新たなメールクライアントアプリ「Mailbox」に反映させ、その時点でOrchestraの開発を中止してMailboxにリソースを集中した。
Orchestraは、ユーザーがメールをTo-Doリスト代わりに使っていることから発想したアプリだが、Mailboxはその着想をさらに発展させ、メールの受信箱(mailbox)をTo-Doリストのように使えるようにすることを目指したという。MailboxにはTo-Doリスト機能が搭載されている。
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Mailboxは今年2月のリリース以来爆発的な人気を博して順番待ち状態だったが、3月にDropboxがOrchestraを買収した後、順番待ちは解消している。
Orchestraは9月6日にアプリストアから削除される。既存ユーザーはアプリを起動することはできるが、同期やタスクの委任などのクラウド機能およびサポートは利用できなくなる。
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