状況を察して適切なロックスクリーンを表示するAndroidアプリ「Cover」
職場・自宅・運転中で各状況に適したアプリアイコンが自動的に表示され、スワイプで最新情報をチラ見することもできるAndroid専用の無料ロックスクリーンアプリ「Cover」が招待制で登場した。
職場か自宅か運転中かでそれぞれに対応したロックスクリーンを自動的に表示するAndroidアプリ「Cover」が間もなくGoogle Playに登場する。米新興企業Coverが10月24日(現地時間)に発表した。
CoverはGoogle出身のエンジニアが開発したAndroid専用の無料アプリ。あらかじめ自宅と職場の住所を入力しておくと、ユーザーの位置情報から居場所を察して自宅用、職場用のロックスクリーンを表示する。運転中かどうかは、Android端末内蔵の加速度計とジャイロスコープの情報から察する(自動車とBluetoothで接続すれば同様に運転中と察する)。
画面には、それぞれの状況に合わせたアプリが6つ並ぶ。これらのアプリは自分で設定するのではなく、Coverがユーザーの利用状況から判断して選択する(将来的には自分で選択できるようになる予定)。例えば上の画像の例では、職場や運転中は動画サービスは使わないし、自宅ではLinkedInを使わないとCoverは判断したようだ。
一般のホーム画面同様に並んだアプリのアイコンをタップすればそれぞれのアプリが起動するが、アイコンに指を置いたまま右にスワイプすると、そのアプリの最新の画面をのぞき見できる。例えば会議中にスケジュールを確認したり、新着メールの件名だけを確認する場合などに便利そうだ。
また、アプリの操作中に画面の右上をタップするとアプリメニューが表示され、その場で他のアプリに切り替えることができる。
3つのロックスクリーンで着信音のボリュームを異なる設定にできる。例えば職場ではバイブのみに、自宅では着信音に、さらには時間で判断させて自宅で夜になると無音に設定することなどができる。
GPSなどを使わないので、バッテリー消費は10%未満だとしている。また、Coverはユーザーの設定を自社サーバに保存するが、すべてのデータは暗号化されており、メールアドレスと利用アプリを関連付けることもできないようになっているという。
Coverはまずは招待制でリリースする。こちらのページからエントリーできる。
なお、iOS版を出す予定はない。「われわれはAndroidを優先する企業ではなく、Androidのみにフォーカスする企業」で、創業メンバーの3人はかつては熱狂的なiPhoneユーザーだったが、現在のミッションはAndroidにiOSレベルのデザインや機能をもたらすことだという。
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