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Google、ウェアラブル向け「Android Wear」発表 今夏に製品登場

「Android Wear」はAndroidをウェアラブル端末に搭載するプロジェクト。まずはLGとMotorolaが4~6月期に腕時計型端末を発表する。

 米Googleは3月18日(現地時間)、ウェアラブル向けAndroidプロジェクト「Android Wear」を発表した。まずは腕時計タイプの端末を、パートナーメーカーが今夏に発売する。


 Android Wear搭載ウォッチは、「OK Google」と呼び掛けることで「Google Now」の機能を利用できる。Androidスマートフォンと同様に、位置情報ベースの情報やSNSのアクティビティ、予定のリマインダーなどが表示される。また、フィットネスアプリを利用して距離や速度、消費カロリーなどを記録できる。テレビのリモコンとしても使える。


画面の例(左上から、天気予報、ハングアウトの口頭での入力、予定の表示、予定のプッシュ通知、ハングアウトの新着メッセージ)

 パートナー企業として、傘下のMotorola、韓国のLG ElectronicsとSamsung Electronics、台湾のASUSとHTCの名前が上がっている。LGは第2四半期に、Motorolaは今夏にAndroid Wear搭載腕時計を発売する。

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Motorolaは「moto 360」という名称の端末を発売する

 チップメーカーのパートナー企業は、Intel、Qualcomm、Broadcom、Imagination、Mediatek。

 また、カジュアルウォッチメーカーのFossil Groupをはじめとするファッションブランドが、年内に搭載端末を発売するという。Fossilはオリジナルウォッチの他、アディダス、アルマーニ、バーバリーなどのブランドの腕時計を手掛けている。

 同日、Androidアプリ開発者向けのプレビューが専用ページで公開された。


 開発者向けの詳細は、6月25日に開催の「Google I/O」で発表されるとみられる。

 Googleは、腕時計型だけでなく、さまざまな形のウェアラブル端末を打ち出していくという。同社は昨年、スニーカー型ウェアラブルのコンセプトモデルを発表している。

利用シーンを紹介する動画
開発者向け解説動画

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