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会員証はおサイフケータイ――ドコモ、レンタル自転車サービス「baybike」を横浜で開始
ドコモは4月から、横浜のみなとみらい21地区などでコミュニティサイクルサービス「baybike」を開始する。
NTTドコモは4月1日から、横浜市のみなとみらい21地区・関内地区などでコミュニティサイクルサービス「baybike」を開始する。
同地区内の貸出・返却拠点(サイクルポート)34カ所にレンタル用自転車400台を配置して、住民や観光客向けに有料で貸し出す。基本料金は1回100円と月額1500円の2コースで、30分ごとに100円の延長料がかかる。決済方法はクレジットカードのみで、利用にはメールが受信できる携帯電話かスマートフォン、会員証(交通系ICカード、おサイフケータイ機能付き端末、専用ICカードのいずれか)が必要になる。
今後は、清水建設MM21-46街区プロジェクト(横浜アイマークプレイス)敷地内にもサイクルポートの設置を予定。将来的には1000台規模のレンタル自転車サービスに拡大する計画だ。
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また2014年度中に、電動アシスト機能付き自転車に通信システムを融合させた「次世代コミュニティサイクルシステム」も開始する。次世代コミュニティサイクルシステムは自転車本体に通信機能やGPS機能、遠隔制御機能を搭載しており、専用の駐輪場システムが不要でより高い利便性を提供できるという。
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