ライカ品質のレンズで「芸術的な写真」が撮れる――「P9/P9 Plus」で目指した新しい体験:「iPhone 6s/Galaxy S7よりキレイ」(2/2 ページ)
ライカと共同開発したカメラレンズを搭載したHuaweiの新製品「P9/P9 Plus」。これまでのスマートフォンのカメラとは何が違うのか? iPhone 6sやGalaxy S7との比較も交えながら、Huaweiのリチャード・ユウ氏が説明した。
iPhone 6s/Galaxy S7より高性能?――基本性能も底上げ
P9は、スマートフォンの基本性能も底上げされている。Huaweiスマホでおなじみ、背面に搭載した指紋センサーは第4世代にアップグレード。より高いセキュリティを確保し、認証スピードも増したという。
Wi-Fiスポットの電波感度の高い順にランキング表示をする「スマートWi-Fiランキング」、本体を握ってもアンテナ感度を維持できるよう3箇所へのアンテナ搭載(トリプルアンテナ)、長時間使っても動作が遅くならず、20%レスポンス向上を実現したという新ファイルシステムも、新しい特徴に打ち出している。
P9のバッテリー容量は3000mAhで、12時間の連続動画再生、8時間の連続ブラウジング、20時間の連続通話(3G)、56時間の連続音楽再生が可能。「1日ヘビーに使っても耐えられる」とリチャード氏は説明し、同じ条件でiPhone 6sよりもバッテリーが持つことを強調した。急速充電にも対応しており、10分の充電で5時間の通話ができる。こちらもiPhone 6sより素早く充電できることをアピールしていた。
なお、P9/P9 Plusの外部接続端子はUSB Type-Cへと変更された。
デザインにもこだわり、フルメタルのユニボディーにはダイヤモンドカットを施してキラキラとした高級感を演出。側面から背面にかけて緩やかなカーブを描いておりフィット感にも配慮した。P9のディスプレイのフチは1.7ミリで、Galaxy S7(3.07ミリ)やiPhone 6s(4.29ミリ)よりも狭く、リチャード氏は5.2型ながら片手でも持ちやすいことをアピール。厚さは6.95ミリで、Galaxy S7(7.9ミリ)やiPhone 6s(7.1ミリ)よりも薄い。そしてリチャード氏が特に語気を強めたのが、P9ではカメラレンズの出っ張りがないこと。この点もレンズが出っ張っているGalaxy S7とiPhone 6sを引き合いに出して強調していた。
さらなるスペックを求める人向けの「P9 Plus」
P9よりも一回り大きな5.5型液晶を搭載したP9 Plusは、インカメラがAFに対応していること、ステレオスピーカー・Force Touch(感圧タッチ)・家電のリモコン機能を搭載していることが主な違い。P9よりもさらなる性能を求める人におすすめのモデルといえる。ライカレンズのカメラ性能はP9とP9 Plusで差はない。
P9 Plusは5.5型ながらディスプレイのフチを2.6ミリに抑えた狭額縁設計により、同じ5.5型のiPhone 6s Plusと比べても小さくて持ちやすいことをリチャード氏は強調した。厚さは6.98ミリで、Galaxy S7 edgeの7.7ミリ、iPhone 6s Plusの7.3ミリよりも薄い。
バッテリー容量は3400mAhで、14時間の連続動画再生、9時間の連続ブラウジング、23時間の連続通話(3G)、65時間の連続音楽再生が可能。一般的な使用で2日間、ヘビーな使用で1.35日間バッテリーが持ち、やはりiPhone 6s Plusと比べてスタミナがあり、急速充電も速いことを、実際の比較データを使ってアピールしていた。
関連記事
Huawei、ライカレンズ採用の「P9」「P9 Plus」を発表――1200万画素のデュアルカメラを搭載
Huaweiが新型スマートフォン「P9」と「P9 Plus」を発表。ライカと共同で開発したカメラレンズ2つをアウトカメラに搭載。薄暗い場所での鮮明な撮影、詳細な設定が可能なプロモード、雰囲気のあるモノクロ撮影、ボケ味のある写真撮影などが可能。Huaweiが新スマホのティーザーサイトを公開――4月6日に「P9」発表か
Huaweiが新機種の発表を予告するサイトを公開。4月6日に発表をするようだ。「#OO」をキーワードにしており、2眼カメラを搭載している可能性が高い。Huawei、新フラッグシップスマホ「Huawei P8」と6.8型の「Huawei P8 max」を発表
Huaweiが、英ロンドンで新たなフラッグシップスマートフォン「Huawei P8」と「Huawei P8 max」を発表。Ascendシリーズでおなじみの薄さをキープしつつ、デザインを洗練させ、カメラ機能や操作性を向上させた。HuaweiがPC市場に参入する狙い/SIMフリー市場で生き残るための秘策
MWCではWindows 10を搭載したタブレット「HUAWEI MateBook」を発表したHuawei。同社がPC市場に参入する狙いは? 日本のSIMフリー市場で生き残るための策とは? ファーウェイ・ジャパンのデバイス事業トップの呉波氏に聞いた。注目の「MateBook」をメインに、最新モデルを一挙展示したHuawei
コンシューマー向けブースでは発表直後のWindow 10搭載の「HUAWEI MateBook」をメインに、スマートフォンやタブレット、ウェアラブルを多数展示していた。Huawei、SIMフリー端末「HUAWEI P8lite」のゴールドを7月24日に発売
ファーウェイのロックフリースマートフォン「HUAWEI P8lite」にゴールドが登場。7月24日から全3色で展開する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.