「SPAJAM2016」仙台、福岡予選が開催――訪日外国人をテーマにアプリを開発
「スマートフォンアプリジャム2016」の仙台と福岡の予選が6月4日~5日にかけて開催。「訪日外国人」をテーマにアプリ開発を行った。
モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)とスマートフォンアプリジャム2016実行委員会は、6月4日~5日にかけて「スマートフォンアプリジャム2016(SPAJAM2016)」の仙台予選と福岡予選を行った。
予選には専門学校生、高等専門学校生、大学生、社会人などの計17チームが参加。本選出場権を目指し、「訪日外国人」をテーマにアプリを開発した。
仙台会場では、自撮り写真から自分に似ている仏像を検索できるアプリ「kabutter」を開発したチーム「MATSU OK ROCK」が最優秀賞を受賞。外国人にも人気の高い「寺」に着目し、撮影した顔写真からOpenCVで特徴点を抽出し、サーバ上で近似値の高い仏像の画像とマッチングするという仕組みになっている。
同時に仏像の詳細情報や寺などの位置情報も検索でき、外国人にもシンプルで伝わりやすい内容や独創的なアイデアが高く評価された。優秀賞には「Apptross」「SANYO」「team Spiritual」の3チームが選ばれた。
福岡会場ではチーム「VOID」が、訪日外国人が日本の寺を観光した際、僧の仕事について理解を深めるためミニゲームを通じて体験するアプリ「One Day of Monk」を開発。タップ、スワイプ、ジャイロセンサーで「落ち葉掃除」「お祓い」「座禅」をミニゲームとして再現した実装力、チームメンバー自らの声で外国人特有の「片言の日本語」を再現してゲームに取り入れたというユニークさなどが高く評価され、最優秀賞を受賞した。優秀賞は「Fate/Aso」「moricraft」「最hit」の3チームが選出された。
本選には優秀賞のチームから最大2チーム、学生チームの中から学生枠として1チームが出場となり、6月11日~12日に行われる東京D予選が最終となる。予選の応募受付は終了している。
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