パワーとデザイン、合体アクセサリーに興奮! ゲーミングスマホ「ROG Phone」実機レポート(2/2 ページ)
COMPUTEX TAIPEI 2018で発表されたASUSのゲーミングスマートフォン「ROG Phone」。高度なゲームプレイをするのはもちろん、スマートフォンとして使っても快適な操作ができます。実際にこの製品を触ってみると久しぶりにワクワク感が高まりました。
機能を拡張させる周辺機器もROG Phoneの魅力
ROG Phoneは他社のゲーミングスマートフォンにはない大きな魅力があります。それは豊富な周辺機器。中国のXiaomiが出資するゲーミングスマートフォン「Black Shark」はゲームパッドを用意し快適なゲーム操作を提供していますが、ROG Phoneは4種類もの周辺機器を用意。どれもそろえたくなる魅力的なものばかりです。
TwinView Dock
「TwinView Dock」は、ROG Phoneを装着できるディスプレイ付きのドッキングステーションです。ROG Phoneと同じ6型で1080×2160ピクセルのディスプレイを内蔵しており、これをセカンドディスプレイとして使えるわけ。まるで2画面のスマートフォンのようになります。2枚のディスプレイそれぞれ別のアプリを動かすことが可能。ゲームによっては上を表示、下をタッチコントローラーとしても使えるようです。
接続はROG Phone左側面の2つのUSB Type-C端子を使います。TwinView Dock側の端子はその2つの端子を一度に接続できる形状になっています。背面には左右にトリガーボタンがあるのでゲームコントロールにも利用可能。3.5mmイヤフォンジャック、SDメモリカードスロットも備えます。また6000mAhのバッテリーも内蔵するので、ROG Phoneの内蔵4000mAhバッテリーと合わせると合計1万mAhにもなります。これだけあれば、給電なしで長時間のゲームもできそうです。
Gamevice for ROG Phone
「Gamevice for ROG Phone」は、ROG Phoneを左右から挟んで利用できるゲームパッド。USB Type-C接続なので各ボタンの反応も早く、快適にゲームをプレイできます。十字キーや上部のトリガーボタンなど豊富な操作ボタンを搭載、本体のモーションセンサーと組み合わせ、ROG Phoneを自在に動かしながらゲームプレイが可能です。
装着すると左右にかなり長くなりますが、18:9のワイドディスプレイの表示と相まってゲームへの没入感も高く感じられます。ポータブルゲーム機ではできないような高度なゲームも楽にできるでしょう。ROG Phoneを買ったら真っ先に購入したい周辺機器です。
Mobile Desktop Dock
「Mobile Desktop Dock」は、ROG Phoneにキーボード、マウス、モニターを接続できる拡張機器です。ROG Phoneを上から装着し、USB接続したマウスやキーボードで操作が可能。Bluetoothマウスやキーボードも利用できるとのこと。外部端子はUSB 3.0が4つの他、USB Type-C、HDMI、DisplayPort、3.5mmヘッドフォン、マイク、SDメモリカードスロットなど。専用のアプリ「Game Genie」を使えば、ROG Phoneのタッチ操作をキーボードやマウスに割り当てることもできます。
Mobile Desktop Dockはスマートフォンゲームを大画面で楽しむことができますが、スマートフォンの日常的な使い方にも応用できます。動画を見たりオフィスアプリを使ったりするときなどにMobile Desktop DockにROG Phoneを装着すれば、大型モニターやキーボードを利用できます。ゲーム利用時の周辺機器でありながらも、スマートフォンの活用範囲を大きく広げてくれます。
他にも、ROG Phoneを直接冷やす外付け式の冷却ユニット「AeroActive Cooler」や、ディスプレイ表示を外部モニターにワイヤレス出力できる「WiGig Dock」なども用意されています。AeroActive Coolerはパッケージに付属するということで、買ったその日からROG Phoneでゲーム三昧な日々を送れるのです。
ゲーマーならマストバイ、そしてハイスペックなスマートフォンを求めている人にも必見、さらには合体ギミックを楽しみたい人にも十分遊べる端末、それがROG Phoneといえます。
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