コード決済「PayPay」がスタート 500円相当の電子マネープレゼントも
PayPayが10月5日、バーコードやQRコードを使ったモバイル決済サービス「PayPay」の提供を開始した。同社はソフトバンクとヤフーの合弁会社。新規登録をした人に電子マネー500円相当をプレゼントするキャンペーンも実施する。
ソフトバンクとヤフーの合弁会社、PayPayが10月5日、バーコードやQRコードを使ったモバイル決済サービス「PayPay」の提供を開始した。
PayPayでは、あらかじめ銀行口座からチャージした電子マネーや、クレジットカードによる支払いができる。支払い方法は「ユーザースキャン」と「ストアスキャン」の2種類がある。ユーザースキャンでは、ユーザーが店頭に提示されたQRコードを読み取り、金額を入力して、店員が画面を確認すると支払いが完了する。ストアスキャンでは、店員にバーコードを提示して、読み取ってもらうことで支払いが完了する。
利用にはPayPayアプリが必要。PayPayアプリをダウンロードし、電話番号による認証をすれば利用可能になる。PayPayで支払うと、支払金額の0.5%相当のPayPayボーナスを付与する。また、新規登録をした人に500円相当のPayPay電子マネーをプレゼントするキャンペーンも実施する。近日中に「さらにお得なキャンペーンも実施予定」とのこと。
利用できる店舗は居酒屋や眼鏡店、ドラッグストアが中心。近日開始予定なのが、白木屋や魚民などを経営するモンテローザ、10月中旬から(または順次)開始するのが、アインファーマシーズ、メガネドラッグ、ワタミ。11月上旬から(また順次)開始するのはウインザー商事、ジーンズメイト、ストライプインターナショナル、第一交通産業、メガネスーパーやメガネハウスなどを経営するビジョナリーホールディングス、マイステイズ・ホテル・マネジメント、マックハウス。12月上旬からは新生堂薬局で利用可能になる予定。
加盟店向けには、2021年9月末までの3年間、ユーザースキャンによる決済手数料を無料とする。2019年9月末までは、「Alipay」のスタンプマーク付きQRコード設置店でAlipayでの決済手数料を無料とする。
PayPayのサービス開始に伴い、ヤフーが提供している「Yahoo!ウォレット」のスマホ決済サービスは近日中に終了し、「Yahoo!Japan」アプリからもPayPayを利用できるようになる予定。
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