OPPO「AX7」の上位モデル、海外発売の「A7x」とはどんなスマホ?:山根康宏の海外モバイル探訪記
11月26日に日本向け新モデルを「R17 Pro」と「AX7」を発表したOPPO。このうちAX7は3万円を切る価格のコスパ重視モデルです。海外では同型モデルが「A7」としても販売されますが、このA7/AX7の姉妹モデルとして「A7x」も存在するのです。
11月26日に日本向け新モデル「R17 Pro」と「AX7」を発表したOPPO。このうちAX7は3万円を切る価格のコスパ重視モデルです。海外では同型モデルが「A7」としても販売されますが、このA7/AX7の姉妹モデルとして「A7x」も存在するのです。AX7とA7x、モデル名は微妙に似ていますがA7xは「A7にプラスアルファ」の機能を付与した上位モデルになっています。
水滴型のノッチのあるディスプレイを搭載するA7x。その外観はAX7とほとんど変わらないように見えます。ところがディスプレイはA7xが6.3型の1080×2340ピクセルで、6.2型で720×1520ピクセルのAX7より0.1型大きく、高解像度、そしてよりワイドサイズになっています。
背面のデザインもAX7とは違うイメージで、R17 Proが採用するグラデーションカラーとも異なります。まずIce Flame Blueは光の当て具合でひし形の模様が浮かび上がる、シャープな印象を与えてくれるデザイン。日本発売の「R15 Neo」にも通じるイメージです。
もう1色のStarry Purpleは紫とブルーのグラデーションカラーですが、上部の紫色の中に星がきらめくようなラメ仕上げになっています。中国語では「星空紫」、名前そのままの印象ですね。
本体サイズは74(幅)×156.7(高さ)×8(奥行き)mm。AX7の75.4(幅)×155.9(高さ)×8.1(奥行き)mmより縦は長いものの、横幅と厚みは小さくなっています。つまりディスプレイ左右のベゼルも薄めです。重量も1g軽くなっています。上位モデルだからといってサイズアップさせないあたりはさすがです。
カメラは1600万画素+200万画素で、AX7の1300万画素+200万画素より若干高画質。インカメラはどちらも1600万画素です。美顔モードはAシリーズでもしっかり搭載されていて、細かい加工も可能。なお海外版モデルながら日本語ロケールが入っているのは、日本に進出しているからでしょうか。
OPPOのスマートフォンはどの製品も背面仕上げに特徴があり、他社品との差別化要素になっています。特にグラデーションをかけたカラー仕上げはパターンが複数あり、モデルごとに変化をつけているのも面白いところ。そういえばOPPOは超小型のBluetoothヘッドセット「O-Free」を出していますが、これも表面色はグラデーションがかかっています。
OPPOは2018年頭に日本市場に参入しましたが、気が付けば2018年1年で7機種もの新製品を日本に投入しました。1年でこれだけのモデル展開ができたのも、海外で豊富な製品バリエーションを誇っているからでしょう。2019年もぜひ多数の製品を発売し、日本のスマートフォン市場を盛り上げてほしいものです。
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