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OPPO カメラ機能を強化、約7万円のミッドハイ「R17 Pro」発表 約3万円の「AX7」も

OPPO Japanが、SIMロックフリースマートフォン新製品「R17 Pro」と「AX7」を発表。11月26日に予約を開始し、12月中旬から順次発売する。量販店やECサイト、MVNOなどが取り扱う。

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 OPPO Japanが、SIMロックフリースマートフォン新製品「R17 Pro」と「AX7」を発表。11月26日に予約を開始し、12月中旬から順次発売する。価格はR17 Proが6万9880円(税別)、AX7が2万9880円(税別)。ビックカメラ、ヨドバシカメラ、Amazon.co.jpなどで販売する他、MVNOではIIJ(IIJmio)と楽天(楽天モバイル)が取り扱う。2機種ともOSはAndroid 8.1を搭載する。

R17 Pro
「R17 Pro」と「AX7」の価格

ハイエンドに近いミッドレンジの「R17 Pro」

 R17 Proは、約6.4型のフルHD+有機EL(1080×2340ピクセル)を搭載した、“ミッドハイ”に位置付けられるモデル。ちなみにOPPOは「ハイエンドモデル」と説明している。画面の大きさやカメラ・充電機能を重視する人向けのモデルといえる。

 カラーはミストグラデーションとエメラルドグリーンの2色。画面上部にあるインカメラの周囲に水滴型のノッチを採用しており、91.5%の画面占有率を実現。背面には指紋が目立ちにくいというガラスを採用している。ガラスには、1mの高さから15回落下しても破損しない品質を保証する、Corning Gorilla Glass 6をOPPOスマホでは初めて搭載した。

R17 Pro
R17 Pro
R17 Proのエメラルドグリーン
R17 Pro
ディスプレイ上部にある水滴型のノッチ
R17 Pro
画面のアスペクト比は縦長の19:9

 アウトカメラは1200万画素と2000万画素の2眼で、片方は深度測定に用いる。今回は撮影環境に応じて絞りを自動で調整する「オートアパチャー」機能を採用しているのが特徴。明るい場所ではF2.4に切り替え光が当たる場所でも白飛びしないように撮影。暗い場所ではF1.5に絞りを開放し、シャッタースピードを遅くすることで明るく撮影できるとしている。また光学式手ブレ補正にも対応している。上記の機能と、複数の画像を合成する技術を活用した、夜景用のモード「ウルトラナイトモード」も用意した。

 撮影した画像から関連情報を表示する「Googleレンズ」にも対応している。

R17 Pro
一番下の赤外線カメラも含めれば“トリプルカメラ”となっている
R17 Pro
撮影環境に応じてF1.5とF2.4を自動で切り替える
R17 Pro
アウトカメラの主な特徴

 2つのカメラの下には赤外線カメラを搭載。赤外線を照射することで3D情報を取得し、データ化する。4〜5m離れた場所からも撮影できるため、AR(拡張現実)を使った計測機能などが使えるようになる。OPPOはこれを「TOF(Time of Flight)」機能と呼んでおり、発売後のソフトウェアアップデートで対応する予定。

 2500万画素のインカメラは「A.I.ビューティー機能」に対応。顔の296ポイントを捉え、800万パターンのビューティー効果を与えることができる。輪郭や目、鼻などのパーツを調整できる8つのモードも備えており、一度行った設定はA.I.ビューティー機能が記憶してくれる。

R17 Pro
被写体の表情に応じてキャラクターの表情も変化する「Omoji」にも対応する

 プロセッサはQualcommのSnapdragon 710、メインメモリは6GB、内蔵ストレージは128GB。外部メモリスロットは搭載していない。nanoSIMスロットが2つあり、VoLTEで同時に待受ができる「DSDS(デュアルSIM、デュアルVoLTE)」もサポートしている。VoLTEはauとY!mobileをサポートしているが、その他のキャリアについては動作保証は取れていない。

 指紋センサーはディスプレイに内蔵しており、指先に照射した光をCMOSセンサーが捉えることで指紋を読み取る。これは「R17 Neo」と同じ仕組みだ。OPPO独自の急速充電システムの「Super VOOCフラッシュチャージ」にも対応しており、10分で40%の充電ができる。2つのバッテリーを直列で接続し、電圧を分散させることで、充電時の発熱を軽減する。バッテリー容量は3700mAh(1850mAh×2)。

R17 Pro
Super VOOCフラッシュチャージの充電速度
R17 Pro
R17 Pro
R17 Pro

コスパの高さを目指した「AX7」

 AX7はR17 Proよりはスペックを抑えつつ、コストパフォーマンスの良さを目指したモデル。同じ価格帯でスペックも似ている「R15 Neo」もあるが、やや派手さのあるR15 Neoだと選びにくかった人に向けて、シックなデザインを取り入れている。カラーはブルーとゴールドの2色。

AX7
AX7
AX7のブルー

 6.2型のHD+(720×1520ピクセル)液晶の上部には、R17 Proと同じく水滴型のノッチを採用しており、88.4%の画面占有率を実現。指紋センサーは背面に備えている。

AX7
画面のアスペクト比はR17 Proと同じく19:9

 4230mAhの大容量バッテリーを装備しており、OPPOの計測では約19時間の連続使用、約32時間の連続通話、約160時間の音楽再生、約17.5時間の動画再生が可能。

AX7
R17 Proよりも大きな4230mAhのバッテリーを搭載

 プロセッサはSnapdragon 450、メインメモリは4GB、内蔵ストレージは64GB。最大256GBのmicroSDも利用できる。nanoSIMが2枚、microSDを1枚同時に使えるトリプルスロットを採用する他、2枚のSIMともVoLTEで待受ができるDSDVにも対応している。

 カメラはアウトが1300万画素+200万画素、インが1600万画素。インカメラは、被写体を自然に美しく仕上げてくれるという「A.I.ビューティーモード」に対応している。

AX7
アウトカメラとインカメラのスペック
AX7
AX7
AX7
「R17 Pro」の主な仕様
機種名 R17 Pro AX7
メーカー OPPO
OS Android 8.1 Android 8.1
プロセッサ Snapdragon 710 Snapdragon 450
メインメモリ 6GB 4GB
ストレージ 128GB 64GB
外部メモリ microSDXC(最大256GB)
ディスプレイ 約6.4型フルHD+ 有機EL 約6.2型HD+ TFT液晶
解像度 1080×2340ピクセル 720×1520ピクセル
バッテリー容量 1850mAh×2 4320mAh
アウトカメラ 有効約1200万画素CMOS+有効約2000万画素CMOS 有効約1300万画素CMOS+200万画素CMOS
インカメラ 有効約2500万画素CMOS 有効約1600万画素CMOS
ボディーカラー ミストグラデーション、エメラルドグリーン ブルー、ゴールド
サイズ 約74.6(幅)×157.6(高さ)×7.9(奥行き)mm 約75.4(幅)×155.9(高さ)×8.1(奥行き)mm
重量 約183g 約168g
対応バンド FDD-LTE:B1、2、3、4、5、7、8、12、17、18、19、20、25、26、28、32
TD-LTE:B34、38、39、40、41
FDD-LTE:B1、2、3、4、5、7、8、18、19、20、26、28
TD-LTE:B38、39、40、41

製品名はグローバルで統一に

 今回の2モデルは、海外で販売されている同名モデルがベースになっている。これまで日本向けのモデルには独自の製品名が使われていたが、今回からグローバルの名称に合わせることになった。

 「R15 Pro」はおサイフケータイと防水に対応したが、R17 Proではどちらも非対応。ただ、おサイフケータイと防水の対応をやめたわけではなく、「2019年のモデルでは対応する予定がある」(プロダクトマネージャーの中川裕也氏)とのこと。

 OPPO Japanはスマホ修理工房と提携することで、2019年1月上旬からOPPO認定修理店を全国で開始する予定。札幌、仙台、池袋、秋葉原、渋谷、横浜、名古屋、梅田、広島、福岡の10箇所から始める。対象機種などの詳細は追って案内される。

R17 Pro
R17 Pro
2019年1月上旬からOPPO認定修理店をスタートする

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