KAZUNAの「eTalk 5」が中国系コード決済レジ機能を追加 ビジネス向けにソフト更新で
TAKUMI JAPANが展開する「KAZUNA」ブランド。その第1弾製品として登場した翻訳デバイス「eTalk 5」がビジネス(法人)展開を強化する。その一環として、ソフトウェア更新で「Alipay」「WeChat Pay」の決済レジ機能を実装する。
TAKUMI JAPANは4月16日から順次、同社が「KAZUNA(カズナ)」ブランドで展開するモバイル翻訳機「eTalk 5(イートークファイブ)」のソフトウェア更新を実施する。適用すると、「QR決済法人レジ」というアプリが端末に追加され、「支付宝(Alipay)」と「微信支付(WeChat Pay)」の決済端末として利用できるようになる(要加盟店契約)。
機能の概要
QR決済法人レジは、日本恒生ソフトウェアのもと実装された。加盟店契約も同社と締結することになる。決済手数料は決済金額の2.9%で、入金日は毎月2回(※)設定されている。
※ 毎月1~15日決済分は当月末払い、16~末日決済分は翌月15日払い(支払い日が休日に当たる場合は翌営業日払い)
アプリのメニューはシンプルで「返品」「紹介」「売上」「集計」の5機能の中から使う機能をタップする。売上(販売)は以下の手順で行う。
- QR決済法人レジを起動
- 「売上」をタップ
- 決済方法をタップ
- 決済金額を入力して「スキャン」をタップ
- 利用客のコードを端末のカメラで読み取る
購入者の8割は法人
eTalk 5は従来、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ヤマダ電機で販売してきたが、エディオン(全店舗のうち約100店舗)とAmazon.co.jpでも販売を開始した。
一方で、eTalk 5の購入者の「約8割が法人」(TAKUMI JAPANの増田薫社長)あるという。「インバウンドツールやビジネスツールとしてもっと使ってほしい」(同)という狙いのもと、法人向け販売施策の強化(「一括購入プラン」「レンタル導入プラン」の設定など)と並行して、QR決済法人レジ機能を実装するに至ったようだ。
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