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LINE Pay、WeChat Payと連携開始 訪日外国人向け

LINE Payは8月9日、中国コード決済サービス「WeChat Pay」との連携を開始した。WeChat Payユーザーは日本国内のLINE Pay加盟店に掲示されたQRコードをWeChat Payで読み込むことで決済ができるようになった。LINE Payはインバウンド対応をさらに強化する狙いだ。

 コード決済サービスのLINE Payは8月9日、中国コード決済サービス「WeChat Pay(ウィーチャットペイ)」との連携を開始した。

 この連携により、WeChat Payユーザーは日本国内のLINE Pay加盟店に掲示されたQRコードをWeChat Payアプリで読み込むことで決済ができるようになった。


WeChat PayとLINE Pay(ロゴはリニューアル後のもの)

 ただし、WeChat Payユーザーが事前に登録したクレジットカードを利用して決済する方式には対応していない他、LINE Payユーザーが中国のWeChatPay加盟店に掲示されたQRコードで決済することはできない。

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 店舗や企業はLINE Payを新規導入する際、「LINE Pay Global Alliance」で提携するWeChat PayとNAVER Payも同時に加盟店申請、審査などの手続きを一度に行え、売り上げもLINE Payと合算して管理できるようになる。


WeChat PayとLINE Payが連携する仕組み

 WeChat Payの加盟店手数料もLINE Payと同じく、2021年7月31日まで0%で提供する。LINE Pay店舗向けサイトから申し込みがでる。LINE Pay据置端末、プリントQR、LINE Pay店舗用アプリ(ユーザーがQRコードを読み取る方式のみ)を申し込み、利用開始した店舗が加盟店手数料0%の対象となる。

 既存のLINE Pay加盟店でも9日以降順次WeChat Payに対応し、対応する店舗にはアクセプタンスマークが掲出される。

 LINE Payは、日本国内はもちろんのこと、海外からのインバウンド対応も強化することで、国内加盟店におけるモバイル決済をより活発化していくとしている。

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