環境に配慮したミッドレンジAndroid端末「Fairphone 3」、450ユーロで発売
オランダのスマホメーカーFairphoneが9月に発売する「Fairphone 3」は、ユーザーが自分で分解し、別売のパーツで修理できる環境に配慮したAndroid端末。先代はiFixitから修理しやすさで10点満点の評価を得ている。
オランダのスマートフォンメーカーFairphoneは8月27日(現地時間)、環境に配慮したミッドレンジのAndroidスマートフォン「Fairphone 3」を発表した。主に欧州圏で9月下旬に発売する。価格は450ユーロ(約5万3000円)。
同社は“倫理的で信頼できる持続可能な”スマートフォンと謳う端末を提供しており、Fairphone 3はその3世代目。これまでの製品はいずれも、デバイスの修理しやすさ判定で知られる米修理サービスiFixitから10点満点の修理しやすさ評価を得ている。
製品はユーザーが自分で分解し、パーツを取り替えられるようになっている。パッケージには自分で分解するためのスクリュードライバーまで入っている半面、ヘッドフォンやチャージャーは含まれない。既に持っているものを流用してもらうためだ。
Fairphoneは修理用のパーツを販売している。カメラ、ディスプレイ、スピーカーなどのパーツを数十ユーロで購入できる。バッテリーはもちろん着脱可能だ。
修理しやすいだけでなく、Fairphone 3の素材は可能な限りリサイクルされたものや、紛争のない地域で調達したものが使われている。
主なスペックは、プロセッサはQualcomm Snapdragon 632、メモリは4GB、ストレージは64GBでmicroSDスロットを備え、ディスプレイは5.65型のフルHD。インカメラは800万画素、アウトカメラは1200万画素でいずれもシングルだ。充電ポートはUSB Type-Cで、指紋センサーを備える。3.5mmのイヤフォンジャックもある。色は「Dark Translucent」1色。サイズは158×71.8×9.89mmで重さは187.4g。
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