たたんで、開いて、使ってみた 折りたたみスマホ「Galaxy Fold」ファーストインプレッション(2/2 ページ)
IFA2019で、Samsungの折りたたみスマートフォン「Galaxy Fold」に触れる機会を得た。実際の手触り、使い心地、ワクワク感など、ファーストインプレッションをお伝えしよう。Galaxy Foldは、9月6日に韓国で発売され、2000~3000台の初回出荷分は半日で完売したそうだ。
折りたたみ時は、懐かしのガラケーの感覚で使えそう
折りたたんだ状態では、横幅は約62.9mmになる。スマホというよりもケータイに近いサイズ感で、何となく懐かしさも感じた。折りたたんだ状態でも4.6型(720×1280ピクセル)のディスプレイを利用でき、電話をかけたり、メールをチェックしたり、全てのアプリを使える。電話をかけるときには、片手で操作できる、このスタイルが使いやすいだろう。
何と6つのカメラを搭載!
カメラはアウトカメラがトリプルレンズカメラ(広角+望遠+超広角)で、セルフィー用のインカメラはデュアルレンズ(標準+広角)で、さらに閉じた状態でも使えるインカメラも備えている。これは主にビデオ通話で用いると思われる。
韓国での売れ行きは好調。日本発売はどうなる?
Galaxy Foldは、9月6日に韓国で発売され、2000~3000台の初回出荷分は半日で完売したそうだ。また、携帯電話キャリアが5日に予約販売した数百台も10分で完売したらしい。価格は239万8000ウォン(約21万5000円)だが、それでも使ってみたいという人が多いのだろう。
筆者も、実際に触れてみると、想像していた以上に操作が分かりやすく、シンプルに大画面のメリットを享受できるように思えた。折りたたみ時のポケットに収めやすいサイズ感も◎。今、ガラケーとタブレットの2台持ちをしている人は、これ1台で事足りるのでは? とも思った。
新しいタイプのスマホなので、操作すること自体にワクワク感があり、実際に購入した人は、しばらく友人や知人に自慢できるだろう。欲を言えば、せっかく大きめの手帳のようなサイズなので、Sペンが付いているといいのになぁと思う。韓国では、Galaxy Note10+とGalaxy Foldのどっちを買うべきかを迷う人も多いのではないかと思い。
果たして、日本での発売は?
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