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Googleが「2段階認証プロセス」のポリシーを変更 キャリアメールでは確認コード受信不可能に
Googleが12月1日から「2段階認証プロセス」のポリシーを変更する。これに伴い同日以降、キャリアメールアドレス宛にテキストメッセージを送付する設定にしているとGoogleアカウントへのログインができなくなる可能性がある。
Googleは12月1日から、Googleアカウントにおける「2段階認証プロセス」のポリシーを変更する。2段階認証における「2つ目の手順」として「テキストメッセージ」を選択している場合、キャリアメールのアドレス宛に認証コードを送付できなくなる。
11月30日までに対応を
今回の措置は、2段階認証プロセスの安全性を保つためのシステムの見直しの一環として行われる。12月1日以降は、テキストメッセージによる認証コード送付先として「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」「@softbank.ne.jp」といったキャリアメールのアドレスを指定できなくなる。
そのため、2段階認証プロセスを「テキストメッセージ」かつ「キャリアメールのアドレスへの送付」にしている場合、12月1日からGoogleアカウントにログインできなくなる可能性がある。
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このような設定をしている場合、11月30日までに以下のいずれかの認証方法に変更するようにしたい。
- テキストメッセージ(SMSでの受信)または音声(電話)が通知するコードの入力
- 認証システムアプリが生成するコードの入力
- プロンプト確認(Android端末または「Gmail」アプリをインストールしたiOS/iPadOSデバイスが必要)
- セキュリティドングルの利用(詳細)
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