タビジョのスマホ街ある記(南イタリア編):Huawei「P30」と「P30 lite」で撮り比べ!(3/4 ページ)
特にカメラが詳しいわけでもないとある旅好きのITmediaスタッフが、有給休暇で旅に出てひたすらスマホカメラで写真を撮り、その旅を紹介するだけの不定期連載です。今回使ったのは「HUAWEI P30」と「HUAWEI P30 lite」。個人でP30 liteを使っているのだけど、P30を使う機会にも恵まれたので、撮り比べをしてみた。
P30の色鮮やかさを存分に発揮したアマルフィ――ソレント~カプリ島
ポンペイ遺跡を後にし、ベスビオ周遊鉄道で終点のソレントに移動。ソレントはこぢんまりとした整った保養地という感じで、街並みもきれいでホテルやレストラン、土産物屋が並ぶ、ザ・観光地であった。観光メインの街なので物価もナポリより少し高く感じる。
カプリ島へはソレント港からが一番近く、フェリーで約20分で到着する。筆者は朝9時のフェリーでカプリ島に向かった。カプリ島まで行くならやっぱり見たい青の洞窟。しかし天候と波に左右され、必ずしも入れるとは限らない。入り口が大変狭く、水位が上がるとすぐに閉鎖されてしまうのだ。雨ならほぼNGだし、晴れていても波が高いとNG。統計的には午前の方が入れる確率が高いということで、朝から向かった。オープン状況は毎日9時半頃からオンラインで確認できるのだが、行きのフェリー内でチェックをしてみると……あっさりNGの赤いサインが出ているではないか! こんなに晴れているのに!
青の洞窟が入れない場合は、15時のポジターノ行きフェリーの時間まで暇になってしまうので、仕方なくフニコラーレ(ケーブルカー)に乗って島の上の方で散策するというプラン2に移行した。こちらは完全に高級ホテルや高級ブランド店などが並ぶ、ハイソ保養地エリアだった。取りあえず高台で写真を撮り、ジェラートを食べながら、それでも諦められずに何度か青の洞窟サイトをチェックをしていたところ……なんと、OKの緑のサインに変わった! ラッキー!
今からならギリギリ行って帰ってこられるぞ、と大急ぎで今上ってきたばかりケーブルカーでまた港まで降り、青の洞窟行きの船のチケットを購入。多少待たされるも無事、青の洞窟を訪れることができた。ただし、洞窟内に入るのは5分少々。洞窟内に入るには、最大4人しか乗れない小型ボートに乗り換え、順番に入るというシステム。オープンすぐに向かったのであまり待たずに済んだが、タイミングによってはここで1時間も2時間も待つこともあるそう。
さて洞窟に入ると、「わ~!青い~~!きれい~!」と騒いでいる間に、ボートのおっちゃんが頼んでもいないのにカンツォーネを歌い出し、写真を数枚パシャパシャと撮ってくれ、ボートを降りるときに多額のチップを強要するという悪名高きスタイル。洞窟、入れたから言うけど、1回でいいかな……という感想になったのはこの高額チップと彼らの態度によるものだ。
気を取り直して、アマルフィ海岸の街の1つ、ポジターノに向かうフェリーに乗り込む。ちまたでよく見る海沿いの山肌に建物が並ぶイメージは、アマルフィではなくポジターノということなので、今回は時間的にアマルフィを諦め、その景色を海から撮るためにフェリーで移動した。
ポジターノは滞在2時間ほど。斜面を縫うように細い路地が入り組み、中腹あたりまで登ってみて海を眺めたり、カフェで一休みしたりするくらいしかすることはなかった。ソレントに戻るのは当初バスを予定していたが、本数も少なく並んでいる人が多かったので、確実に乗れそうなフェリーで戻ることにした。アマルフィエリアは海路が発達しているので、フェリー移動が楽々だ。この旅で何度フェリーに乗っただろう……。
翌朝はソレントからナポリまでまたフェリーで戻り、午後半日ナポリの街を散策し、一泊して帰国の途に着くのであった。
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