初年度3%還元の「Visa LINE Payクレジットカード」、4月下旬に申し込み開始:三井住友カードがパートナーに
2020年4月下旬から「Visa LINE Payクレジットカード」の申し込みを受け付ける。三井住友カードが新たなパートナーとなった。決済サービス「LINE Pay」と連携させることで、事前チャージ不要でコード決済にも利用できる。
LINE Pay、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、三井住友カードが、2020年4月下旬から順次、「Visa LINE Payクレジットカード」の申し込みを受け付ける。
2019年1月に発表したVisa LINE Payクレジットカードは当初、オリコ、LINE Pay、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)の3社が提携して発行の準備を進めてきたが、2020年1月に、オリコとLINE Payが提携を解消。今回、三井住友カードを新たなパートナーに迎えることで、Visa LINE Payクレジットカードの提供が正式に決まった。
2019年8月30日~9月30日に募集し、先行案内を受けたユーザーから優先的に案内をする。一般申し込みの詳細については4月20日以降に案内し、LINE PayサービスやVisa LINE Payクレジットカードの公式サイトで4月下旬から申し込みを受け付ける予定。
カードの仕様に変更はなく、決済サービス「LINE Pay」と連携させることで、事前チャージ不要でコード決済にも利用できる(5月1日から提供)。初年度の年会費は無料で、発行初年度は利用金額に対するLINEポイントの還元率が3%と、クレジットカードとしては高いことも特徴だ。Visaのタッチ決済にも対応している。2020年夏からは、支払いと同時にLINEアカウントから通知を受け取れる機能を提供する予定。
年会費は1250円(税別)だが、初年度は無料。2年目以降も年1回以上のカードショッピング利用で年会費が無料になる。
先行申し込み分と、4月下旬からの申し込み分に対しては、レッドとブルーの2色からなる「東京2020オリンピックエンブレムデザイン」のカードを提供する。東京オリンピックは延期が決まったが、今のところカードデザインに変更はないとのこと。ホワイト、グリーン、イエロー、ブラックの4色からなる「スタンダードデザイン」のカードは、6月頃から順次提供される。
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