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Google、完全無線イヤフォン「Pixel Buds」を179ドル(約2万円)で発売

Googleが昨年10月に発表した完全無線イヤフォン「Pixel Buds」を米国で179ドル(約2万円)で発売した。日本を含む他の国では向こう数カ月中に発売する計画だ。バッテリー持続時間はAirPodsと同じ5時間/24時間で、リアルタイム翻訳機能を備える。

 米Googleは4月27日(現地時間)、昨年10月に発表した完全無線イヤフォン「Pixel Buds」を米国で発売した。価格は予告通り179ドル(約2万円)で、Googleストア、Best Buy、Walmart、3大通信キャリアのショップなどで購入できる。日本を含むその他の国では、向こう数カ月中に発売する計画だ。


米国のGoogleストアで発売された「Pixel Buds」

 前日には日本でもPixelユーザーに「Google Pixel Budsアプリ」が自動ダウンロードされていたため、日本でも間もなく発売かと期待されていたが、今回の発表は米国でのみの発売だ。


アプリは日本でも既に公開されている

 Googleのオリジナル無線イヤフォンとしては2017年に発売した左右のパッドが有線の「Pixel Buds」に次ぐ二代目。

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 シリコンのツノ状の突起(スタビライザー)で耳の内側にフィットするようになっており、耳にはめるとキャンディの「メントス」のように見える(AppleのAirPodsのような突起はない)。米The Vergeなどの海外メディアのレビューでは、通気孔があるため圧迫感がない半面、外部のノイズが入るとしている。


耳にはめたところ

 最大の特徴は、同社の音声アシスタント「Googleアシスタント」のサポートだろう。マイクとタッチセンサーを搭載しているので、「Hey Google」と言うか、パッドを叩いてから質問や命令を言うことでアシスタントと対話できる。リアルタイム通訳機能も利用可能だ。

 また、スマートディスプレイ「Nest Hub Max」でも採用する「Adaptive Sound」機能で、周囲がうるさいと音量が自動的に上がり、静かになると下がる。

 スマートフォンとのペアリングには「Fast Pair」技術が採用されており、AirPodsと同じように、Bluetoothを有効にしたスマートフォンの近くでPixel Budsを充電ケースから出すと自動的に接続する(1回目は設定が必要)。

 付属の充電ケースはサイズはAirPodsのものと同じくらいだが、縦長だ。Pixel Buds本体は4色展開(Almost Black、Oh So Orange、Clearly White、Quite Mint)だが、ケースは白のみだ。1回の充電で最長5時間の連続再生が可能で、ケースで充電すれば24時間利用できる(AirPodsと同じ)。ケースにはUSB Type-Cポートもあるが、ケース自体の無線充電も可能(無線充電器は別売)。


充電ケースの無線充電

 アプリには部屋の中でなくしたPixel Budsを探す機能がある。これを起動するとPixel Budsが鳴るので、音を頼りに探せる。手でつかむと音が停止する。

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