レビュー

超広角カメラがぐっと進化した「Mate 30 Pro 5G」 Huaweiらしいクッキリ画質も強化荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)

「HUAWEI Mate 30 Pro 5G」は分かりやすく真ん中に4つ並べてきた。距離測定用のToFカメラに加え、超広角、広角、望遠と基本的には同じだが、超広角カメラは「シネマカメラ」と名付けられた。従来機と違うのは、大きく違うのは、広角カメラに続き、超広角カメラも約4000万画素に画素数が増えたことだ。

超広角カメラで4K動画も撮影できる

 超広角カメラには「シネマカメラ」と名が付いている通り、動画用でもある。超広角で4K動画。手ブレ補正もちゃんと効くし、クオリティーもけっこういい。10秒ほどの短い動画ですがどうぞ。

超広角カメラの4Kで撮影した東急世田谷線。パンしたときも乱れず滑らか

 そこから1枚切り出したのがこちらだ。


4Kなので約800万画素サイズの画像となる。動画を撮りながらシャッターボタンを押して静止画を撮ることもできる

 スマホで臨場感のある映像を撮ろうと思ったら、超広角カメラで撮りたくなるから、超広角カメラもメインカメラ(広角カメラ)と同じくらい高性能なものを積んでほしい。

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その点、Mate 30 Pro 5Gは超広角カメラの性能を上げ、それをシネカメラと位置付けてきたのは目の付け所がよいと思う。

 その点、Mate 30 Proは超広角カメラが高性能なので、それをシネマカメラと位置付けてきたのは目の付け所がよいと思う。室内でのクオリティーが高いのもいい。

 ちなみに、超広角と広角それぞれで4K動画を撮ったので、どのくらい違うのかをチェックしてみてほしい。これだけ画角が違うのだ。


超広角カメラで撮った動画から切り出したカット

広角カメラで撮った動画から切り出したカット

花、夜景、料理などをいろいろ撮ってみた


花を撮ってみたの図。一番目立つ花にちゃんとフォーカスが来ているのがエライ!

 Huaweiといえば欠かせないポートレートやアパーチャ、夜景モードなどの作例も最後に。非常事態宣言期間中なので人物作例はなし。その代わり、江戸時代の旅人(の銅像)さんに登場願った。

 たまたまカメラを向けてみたら、ちゃんと顔認識してくれたので、背景を大きくぼかすスーパーで。ビューティー機能もオンにしているけど……これじゃあ分からんわな。まあいいや。


顔と認識してくれたのでポートレートモードで撮ってみた

髪の毛との境界は……髪じゃないので分からない……。でもきれいに背景がボケています

 もう1つ、人間じゃないけど人と認識してくれたので撮ってみた。背景がきれいにボケていた。


この距離で背景がボケるとは。何かすごい。青空青い

 人以外を撮るときはアパーチャモードで。「1x」「2x」「3x」とそれぞれで使えてさらにちょっと寄って撮れるのもいい。

 季節柄、シャガの花をアップで。望遠カメラを使い(2x)、F.095と一番大きくボケる設定にしてみた。


アパーチャモードでF0.95にしてみた

背景を大きくぼかしてシャガ。ややこしい花なんだけど、なかなかうまく処理していてエラい

 よーく見ない限り自然に背景がボケていてエッジの失敗もない(いやガン見するとあるけれども、ぱっと見で気にならない)。これは優秀。

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