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超広角カメラがぐっと進化した「Mate 30 Pro 5G」 Huaweiらしいクッキリ画質も強化荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/3 ページ)

「HUAWEI Mate 30 Pro 5G」は分かりやすく真ん中に4つ並べてきた。距離測定用のToFカメラに加え、超広角、広角、望遠と基本的には同じだが、超広角カメラは「シネマカメラ」と名付けられた。従来機と違うのは、大きく違うのは、広角カメラに続き、超広角カメラも約4000万画素に画素数が増えたことだ。

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 そしてHuaweiといえば夜景モード。例によって5秒とか8秒とか待たねばらないけど、待つだけの結果は得られる。

HUAWEI Mate 30 Pro 5G
広角カメラで5秒。相変わらずきれい

 これも超広角カメラで撮ると楽しい。超広角で夜景はおすすめ。

HUAWEI Mate 30 Pro 5G
超広角カメラで8秒。中央の木がちゃんと描写されている上に団地の光も白トビせずしっかり確保。これはいい

 通常の写真モードだと超広角時はアスペクト比が「3;2」になるのに、夜景モードだと4:3になるのはちょっと謎。なぜそういう仕様なのか分からないけど、おかげで夜景モード時は3:2のときより左右が少し狭くなる。

 残りは普通の作例だ。まずは超広角の列車と3x望遠の列車。

HUAWEI Mate 30 Pro 5G
超広角で列車。超広角ならではのワイド感がいい
HUAWEI Mate 30 Pro 5G
3xの望遠で列車。もうちょっとピシッときて欲しい感はある。超広角&広角との性能差が出やすい感じ

 5xの望遠で黒猫。

HUAWEI Mate 30 Pro 5G
ちょうどまぶしかったのか、目を閉じられてしまったので遠目にはよく分からないけど、5xくらいなら何とか使えそう

 お寺の手水舎で。コントラスト強めのくっきりした画作りなので、水紋がきれいに出る。

HUAWEI Mate 30 Pro 5G
龍の口から落ちる水の水紋が思ったよりきれいに出たので

 和風カレーライス。AIが料理と認識したもの。白飯はもうちょっと白くてもいいかな。

HUAWEI Mate 30 Pro 5G
「フード」と認識した和風カレー。レンコンも入っていた

 そしてモノクロで撮るなら「その他」にあるモノクロモードがおすすめ。相変わらず階調の出方がよいのだ。モノクロスナップになかなかいい。

HUAWEI Mate 30 Pro 5G
何気ないカットなんだけど、階調がすごく滑らかにできれいなので雰囲気が出る

静止画も動画も超広角カメラで楽しめる

 という感じで、まあ何というか、さすがHuaweiでした。

 エッジはパシッと色はくっきりの強めの画作りが特徴で、キリッパリッとしたメリハリに磨きがかかった感じ。特に青空が絡むと強い。2019年モデルより全体にレベルアップした感がある。

 ただ、キリッパリッパシッとさせたくない被写体(例えば人の顔)でどうなるかをチェックできなかったのが残念だったので、それはまたいずれ機会があれば。

 で、今回のよさは超広角カメラがぐっと進化したこと。静止画も動画も超広角をもっと活用しようって感じで、実に写りもよくなった。これは素晴らしい。

 その分、望遠カメラはちょっとおいてけぼりになった感があるけど、Mate 30 Proを買った人はぜひ超広角で静止画も動画も撮りまくっていただければと思う。

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