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Web会議システムの定番 「Zoom」をスマホで利用する方法と注意点(3/3 ページ)

テレワークが広まってきたので、Zoomで会議をすることもあるだろう。そこでZoomを使って会議をする方法や会議への参加方法、利用するにあたっての注意点などを解説する。

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録画や録音はできる?

 Zoomはミーティングを録音・録画することができる。スマホの場合も可能だが、端末内に保存することはできず、録音・録画データをクラウドに保存することになる。クラウドへの記録は有料契約しないとできないので、録画・録音をしたい場合はプロプランの契約を検討しよう。

 有料プランを契約すると、ミーティング中の「詳細」メニューに「クラウドにレコーディング」というメニューが表示される。それをタップするとレコーディングが開始し、右上にレコーディング中を示すインジケーターが出る。それをタップすると一時停止、停止ができる。

 録画の保存が完了すると、メールで通知が届く。メール内のURLから録画を確認したり、映像を共有したりできる。

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 なお、PCからミーティングに参加している人は、無料で使っていても端末内(ローカル)には録画できる。録画のボタンをクリックすると、ホストの許可が必要とのポップアップが出るが、これが出たからといってミーティングのホストに通知が届いているわけではない。ミーティング中に口頭やチャットで録画したい旨を伝える必要がある。ホストは、ミーティング画面の「参加者」メニューからレコーディングの許可を与えることができる。

録画は「詳細」→「クラウドにレコーディング」で。録画は基本的にホストが行う。参加者が録画する場合は、ホストの許可が必要だ(写真=左)。録画の許可は「参加者」のメニューから。許可したいメンバーを選び、「レコーディングの許可」をタップする(写真=右)

録画の保存が終了するとメールで通知が届く。メール内のURLにアクセスして録画を確認でき、共有用のURLとパスワードを知らせて映像を他の人と共有できる

Zoom利用の注意点

 Zoomのミーティングは、ミーティングURLをクリックすると入れてしまう。特にビジネスで利用する場合、関係者以外の人が事前に連絡もなくミーティングに参加するなどあり得ない事態だ。ミーティングURLとパスワードの管理は厳重にしよう。

 ホストはミーティングの映像を録画して公開できるが、これは慎重に行いたい。必ず参加者に了解を得てから公開するようにしよう。

 Web会議やZoom飲み会のマナーなどが語られるようになってきたが、基本的な考え方は対面の会議、飲み会に参加する際と同じだ。ただ、飲み会は「ラストオーダー」の時間がないため、だらだらと長く続きがちになる。参加者で話し合い、勝手に退出していいことにする、終了時刻を決めておく、タイマーをセットしておくなどの工夫が必要だと、参加した回数は少ないながらも感じている。

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