モバイル版「Googleフォト」大幅刷新 検索しやすく、マップ連携表示が可能に
Googleがモバイル版「Googleフォト」を刷新する。ロゴも変わり、タブが4つから3つに再構成され、検索しやすくなる。向こう数週間中に新しいデザインになる。
米Googleは6月25日(現地時間)、AndroidおよびiOS版「Googleフォト」のデザイン刷新を発表した。向こう数週間で全ユーザーにロールアウトしていく。
ロゴも新しくなる。Googleフォトのロゴはノスタルジックな風車をデザイン化したものだが、これをよりシンプルにした。
「フォト」「検索」「ライブラリ」3つのタブ構成に
画面下部のタブ構成が大きく変わる。現在は、「フォト」「アルバム」「おすすめ」「共有」の4つのタブが並ぶが、これが「フォト」「検索」「ライブラリ」の3つに変わる。
Googleフォトが5年前にスタートしてからユーザーのコンテンツ量が増加し、検索機能の重要性が高まったため、「検索」タブが中心になる。「アルバム」「共有」「アーカイブ」などは「ライブラリ」タブにまとめられる。「おすすめ」タブはなくなり、後述する「フォト」内の「思い出」に統合される。
地図上で写真を探せる「マップビュー」
Googleフォトで位置情報を有効にしている場合、検索タブで地名で写真を検索できるだけでなく、「マップビュー」で撮影した場所ごとに写真を表示できる。位置情報を無効にしていても、後から住所などを手入力することでもマップビューに表示できる。
2019年秋に追加した「思い出」機能の拡張
「思い出」は2019年9月にモバイルアプリの「フォト」タブに追加した機能。「フォト」タブのトップに「1年前」などの円形サムネールとして表示され、タップするとGoogleがピックアップしたその年の代表的な写真がスライドショーとして表示される。
この機能が好評につき、年代ごとのまとめだけでなく、親しい友人や家族との写真、旅行などのサムネールが表示されるようになる。サムネールは円形ではなく、より大きな長方形になる。
これまで「おすすめ」タブに表示していたGoogleが自動的に加工するムービー、コラージュ、アニメーションなどは「思い出」に統合される。
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