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アジアクエスト、ローカル5G導入支援事業をスタート 今秋本格化を目指す
アジアクエストは、6月25日にローカル5G導入支援事業開始を発表した。各種メーカーがローカル5G構築に必要なインフラ製品を提供開始する予定の今年秋頃を目途に事業を本格化させる。
アジアクエストは、6月25日にローカル5G導入支援事業開始を発表。各種メーカーがローカル5G構築に必要なインフラ製品を提供開始する、2020年秋頃を目途に事業を本格化させる。
ローカル5Gの導入により、企業・団体・地域の自治体などはそれぞれのニーズに合わせて、通信状況に干渉されることなく柔軟な通信エリアが提供可能になる。高速かつ大容量の専用ネットワークの構築を可能とし、セキュリティを確保した安全な通信が行えるようになる。同社は導入に必要となる電気通信事業者の資格や無線局の免許申請(電波法第4条)、有資格者の在籍といった条件をクリアしたという。
あわせて同社は、5Gを活用して幅広いビジネスパートナーと新たなビジネスの創出を目指す取り組み「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」に参加。5Gに対する情報共有をはじめ、あらゆる業界の課題を5G技術と同社のノウハウを駆使して解決していくことを目指す。
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