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ドコモが「U15はじめてスマホ割」を中止 「事業法に抵触するため」

NTTドコモは6月30日、「U15はじめてスマホ割」の中止を発表した。新規契約やMNPでドコモを契約した15歳以下のユーザーを対象に、月額料金を12カ月にわたり1000円割り引く施策。理由は電気通信事業法に抵触するため。

 NTTドコモは6月30日、「U15はじめてスマホ割」の中止を発表した。

 「U15はじめてスマホ割」は、新規契約やMNPでドコモを契約した15歳以下のユーザーを対象に、月額料金を12カ月にわたり1000円割り引くというもの。


「U15はじめてスマホ割」の概要

 6月26日に告知し、7月1日からの提供を予定していたが、急きょ中止となった。その理由について同社は「電気通信事業法に抵触するため」と回答。U15はじめてスマホ割の条件は新規契約とMNPとしており、新規契約を条件とする通信料金の割引は、「電気通信事業法第27条の3等の運用に関するガイドライン」で、改善措置を命じられる恐れがあるケースとして定められており、これに該当したため。

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【訂正:2020年7月2日19時20分 電気通信事業法に抵触する部分について「『通信役務の継続利用および端末の購入などを条件として行う利益の提供」に該当する』としていましたが、U15はじめてスマホ割とは内容が異なるため、正しい内容に訂正致しました】

 ちなみにドコモが提供している「はじめてスマホ割」では、FOMAからXiまたは5Gへの契約変更または他社フィーチャーフォンからのMNPを対象としており、新規契約に限定していないため、事業法には抵触しないという。

【更新:2020年7月2日19時20分 契約変更に関する記述を一部修正しました。】

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