Xiaomi「Redmi K30 Pro」は5万円以下で買えるSnapdragon 865搭載スマホ:山根康宏の海外モバイル探訪記
Redmiシリーズは低価格モデルだけをそろえているわけではありません。Snapdragon 865を搭載するハイスペックモデルも存在します。それが「Redmi K30 Pro」。メモリ/ストレージ構成も8GB+256GBと余裕があります。
Xiaomiのスマートフォンは、メインラインの「Mi」シリーズと、低価格モデルの「Redmi」シリーズの2つのラインに分かれています。日本でも税込み2万4800円でトリプルカメラを搭載した「Redmi Note 9S」が販売されています。プロセッサはSnapdragon 720G、ディスプレイサイズも6.67型となかなかのスペックです。
しかしRedmiシリーズは低価格モデルだけをそろえているわけではありません。Snapdragon 865を搭載するハイスペックモデルも存在します。それが「Redmi K30 Pro」です。
ディスプレイサイズは6.67型(1080×2100ピクセル)。Redmi Note 9Sと同等です。ただしインカメラはパンチホール型ではなくポップアップ式の収納型。そのため、ディスプレイを遮るインカメラが見えません。
【訂正:2020年11月23日18時15分 初出時に、Redmi K30 Proのディスプレイ解像度に誤りがありました。おわびして訂正致します。】
ディスプレイは120Hzのリフレッシュレートに対応。メモリ/ストレージ構成も8GB+256GBと余裕があるので、モバイルゲームにも適したスマートフォンといえます。発表は2020年3月でしたが、半年が過ぎた今でも現行モデルとしてRedmiシリーズの頂点に君臨しています。価格は当初3699元(約5万8000円)でしたが、現在は2999元(約4万7000円)に値下げ。Snapdragon 865搭載スマートフォンが5万円以下とは、Redmiのコスパの高さが目立ちます。なお発売時にあった6GB+128GBモデルは販売終了しています。
アウトカメラは6400万画素の広角、1300万画素の超広角、500万画素の2倍望遠、200万画素のToFという4つで構成。なお、望遠カメラを光学3倍ズーム(デジタル30倍)にまで引き上げた「K30 Pro Zoom」が、姉妹モデルとして販売されています。
カメラ部分の出っ張りは少なく、ケースを付ければ気になることもないでしょう。本体サイズと重量は75.4(幅)×163.3(高さ)×8.9(奥行き)mm、218gです。
カメラのUI(ユーザーインタフェース)はXiaomiの他のモデルとほぼ同等。望遠は2倍から上はデジタルで最大10倍まで対応。望遠カメラは3~7cmに対応するマクロカメラにもなります。動画撮影は8K・30fpsにも対応。5G対応だけに8Kでとってもアップロードは高速です。
ポップアップ式のインカメラは、最近は採用するモデルが減ってきました。カメラが飛び出すときにカメラの左右がLEDライトで光りますが、同時にカメラの根元のディスプレイ部分も光るのがちょっと楽しいエフェクトといえます。カメラはモータを使い、1秒程度で飛び出し・収納が可能です。
インカメラは2000万画素と高画質。美顔モードなどを備えます。オンライン会議などでもこれだけの画質があれば、クリアな表情を相手に見せることができます。
Xiaomiは、9月30日にSnapdragon 865を搭載するメインラインの新製品「Mi 10T」をグローバル向けに発表しました。6400万画素+1300万画素+500万画素で499ユーロ、約6万2000円。Redmi K30 Proは最高カメラスペックこそやや劣るものの、全体の性能は高く、Redmiシリーズは同じXiaomi製品の中でもコスパに優れていることが分かります。グローバル展開は限られるでしょうが、日本でXiaomiがメジャーになったころには、ぜひRedmiの上位モデルも投入してほしいものです。
関連記事
1万円台で買えるXiaomi「Redmi 9」はコスパ命の激安スマホ
Xiaomiが海外で展開している激安モデル「Redmi 9」は1万円台の激安スマートフォンです。日本で販売されている「Redmi Note 9S」の姉妹機ともいえる存在で、カメラ性能は抑えていますが、ディスプレイが大きく動画を見るのにも適しています。Xiaomi「Redmi Note 9S」の上位モデル「Redmi Note 9 Pro」が登場 何が違う?
税込み2万4800円で発売されたXiaomiの「Redmi Note 9S」は、安いだけではなく4眼カメラと大容量バッテリーを搭載した実力モデル。海外ではカメラの画素数を上げた「Redmi Note 9 Pro」も発売されています。サイズやカラバリは同じです。Xiaomi「Redmi Note 9S」は2万4800円(税込み)から “驚異的な価格”でライバルに勝利宣言
Xiaomiが6月2日、日本での発売を予告していたスマートフォン「Mi Note 10 Lite」と「Redmi Note 9S」の詳細を発表した。価格(税込み)はMi Note 10 Liteが3万9800円から、Redmi Note 9Sが2万4800円から。東アジア担当ゼネラルマネージャーのスティーブン・ワン氏は、日本で販売されている競合製品に対する優位性をアピールした。2万円台とは思えない性能 Xiaomi「Redmi Note 9S」のカメラは多彩なシーンで使える
税込2万9800円という低価格ながらもカメラ機能が充実している「Xiaomi Redmi Note 9S」。4眼レンズの実力はどのようなものなのか、いつものように作例とともに紹介しよう。カメラが飛び出すXiaomiの「Mi 9T」は格安モデルの兄弟機
Xiaomiからポップアップ式カメラを搭載した「Mi 9T」が、台湾や香港などで発売されました。Mi 9Tの最大の売りはそのポップアップ式カメラ。台湾のショップでもデモムービーではしきりにカメラの動きをアピールしていました。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.