携帯支払いの月額平均は大手3キャリアは「8312円」、格安SIMは「4424円」――MMD研究所調べ
MMD研究所が「2020年11月通信サービスの料金と容量に関する実態調査」の結果を発表した。月々の携帯料金の支払いや端末の割賦料金、契約しているデータ通信容量などについて調査している。
MMD研究所は11月27日、「2020年11月通信サービスの料金と容量に関する実態調査」の結果を発表した。
この調査は全国の15~69歳の男女1万5000人を対象に、10月16日~19日の期間で実施された。なお今回は、通信料金を原則として無料としている「楽天モバイル」のMNOサービス(RakutenUN-LIMIT)を除外し、楽天モバイルのMVNOサービスは「MVNO」として集計に含めている。
契約している通信会社へ支払う月額料金を把握しているユーザーの月間の支払額を聞いたところ、通信サービス別の平均月額料金は3キャリアユーザーが8312円、格安SIMユーザーは4424円、MVNOユーザーは3771円となった。なお、この金額には後述する端末の割賦料金(分割支払い金)を原則として含んでいる。
通信分のみの月額料金を聞いたところ、3キャリアユーザーは「4000円~5000円未満」が12.0%で最多、通信の月額料金の平均は5853円。格安SIMユーザーは「1000円~2000円未満」が33.6%で最多、通信の月額料金の平均は2510円となった。MVNOユーザーは「1000円~2000円未満」が50.6%で最多、通信の月額料金の平均は2027円となっている。
通信会社に支払っている端末料金がある6478人に割賦料金について聞いたところ、3キャリアユーザーは「2000円~3000円未満」が19.5%で最多、端末月額料金の平均は2459円。格安SIMユーザーは「1000円未満」が26.3%で最多、端末月額料金の平均は1915円となった。MVNOユーザーは「1000円未満」が30.4%と最多、端末月額料金の平均は1745円となっている。
現在契約している月間のデータ容量プランを聞いたところ「小容量(1GB以下~7GB未満)」が61.4%、「中容量(7GB~20GB未満)」が7.7%、「大容量(20GB~無制限)」が16.1%。3キャリアユーザー・格安SIMユーザーで比較しても小容量がそれぞれ最多となっている。
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