レビュー

Xperia 1 IIとは何が違う? 写真で解説するプロ向け「Xperia PRO」(2/2 ページ)

ソニーモバイルの新型スマートフォン「Xperia PRO」が、2月10日に発売される。一般ユーザー向けというよりは、カメラマンや映像クリエイター向けのモデルとなっている。スマートフォンとしてのスペックは「Xperia 1 II」がベースになっているが、外観は大きく異なる。PROらしい独自機能も豊富だ。

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 Xperia PROの独自アプリである「Network Visualizer」では、5GのSub-6とミリ波、4G、Wi-Fiなど受信している電波の種類やスループット、ミリ波がどの方向から受信しているかが表示される。アプリは小窓にして常時表示することもでき、ショートカットキーへの登録ももちろん可能。映像配信や写真送付をスムーズにできるかは通信状況に左右されるため、電波の状況を簡単に確認できるのはありがたいだろう。


ミリ波の状態を可視化できる「Network Visualizer」アプリ

検証機にはSIMが入っておらず、残念ながらアプリの挙動を確認することはできなかった

縮小表示も可能

 外部接続端子はUSB Type-CとHDMIマイクロで、3.5mmイヤフォンジャックも備えている。HDMIマイクロ端子は昨今のスマートフォンでは珍しいカバー付きとなっている。HDMIマイクロ端子からHDMIケーブルで一眼カメラなどと接続して「外部モニター」アプリを立ち上げれば、カメラの外部モニターとして活用できる。外部モニターアプリをショートカットに登録しておくとスムーズに連携できて便利だ。撮影した画像はピンチイン、アウトで縮小、拡大もできる。


下部の左側がUSB Type-C端子、中央がHDMIマイクロ端子

HDMIマイクロ端子はカバー付き

上部に3.5mmイヤフォンジャックがある

カメラとHDMIケーブルで接続すれば、撮影した画像をXperia PRO側でリアルタイムに確認できる

 独自の設定として「パフォーマンス持続モード」も用意した。こちらはUSBテザリングやHDMI接続しているときにのみ動作する。端末の温度が上昇すると、通常ならパフォーマンスを抑えるが、この設定をオンにすると高いパフォーマンスを維持できる(有線接続時はスマホに触れることが少ないためだと思われる)。高解像度の映像でライブ配信をしたい、高解像度の写真をいち早く送信したい、といったときに有効だが、バッテリーへの負荷が高くなるので、ここぞと言うときに使うのがよさそうだ。

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HDMIケーブルやUSBテザリングで接続しているときに利用できる「パフォーマンス持続モード」

Xperia 1 IIと同等のカメラを搭載

独自アプリの「Cinematography Pro」や「Photography Pro」も利用できる
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