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ミッドレンジだけど画質はどう? 「AQUOS sense 5G 」と「Galaxy A32 5G」のカメラ機能を比較荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(4/4 ページ)

低価格帯のスマホも5G対応のものが増えてきた。今回は人気機種の「Galaxy A32 5G」と「AQUOS sense 5G」のカメラ機能について、それぞれの特徴と違いを見ていきたい。

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料理から夜景まで

 ではその他のシーンを、AIが仕事をしてくれた被写体を中心に見ていこう。

 春といえば菜の花。


Galaxy A32 5Gで青空と菜の花。黄色がしっかり出ていていい感じ

AQUOS sense5Gで青空と菜の花。こちらも色がきれいに出ていて良い

 料理時は微妙に差が出た。撮ったのは昭和な洋食屋さんのデミカツ(トンカツにデミグラスソースがかかっている)。どっちの写りが好きかは意見が分かれそう。

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Galaxy A32 5Gで料理。色も正確できれいに撮れている

AQUOS sense5Gで料理。全体に少し赤みを足しており、彩度も高いのでソースの色がトマトっぽい

 室内猫。ちょっと構図が違うけど、同じ照明下で撮っています。どちらもちゃんとペットとして認識してくれた。


Galaxy A32 5Gでうちのキジトラ。どこを見ているかは謎

AQUOS sense5Gでうちのキジトラ。もうちょっと明るめに撮ってほしかったかな

 夜景……はGalaxy A32 5Gは夜景専用のナイトモードに切り替えて、AQUOS sense5GもAIオート(夜景と認識して自動的にナイトモードとなる)で撮影した。


Galaxy A32 5Gのナイトモードで夜景。HDRが働いて白トビを抑えつつきれいに撮れている

AQUOS sense5Gで夜景。明るくしようとしすぎたかも。ちょっと照明部分に不自然なとこが

Galaxyのマクロ機能は500万画素あってよし

 最後にそれぞれの特徴的な機能の話。

 Galaxy A32 5Gはマクロ専用カメラを持っている。それも500万画素。この画素数あればすげー使える。

 撮影距離は3~5cm。かなり近い。影が落ちやすいので光をうまく当てるのが難しいけど、せっかくなのでマクロらしく赤キャベツの断面を撮ってみた。このクラスだとマクロカメラは200万画素ってことが多いので、そこに500万画素カメラを積んできたのは評価したい。


500万画素のマクロカメラはうれしい。「その他」の「マクロ」から起動できる。これはよい

 AQUOS sense5Gからは「おすすめプラス」として6つの撮影機能が用意されている中からモノクロを紹介。


AQUOSではおなじみの「おすすめプラス」

 いい感じに撮れたので、載せてみたくなったのだ。


オフィスビルの地下街。レトロな照明や天井の意匠が印象的だったので、雰囲気を生かすべくモノクロで撮ってみた

 以上、静止画の撮影機能を2台で比べながら見てみた。

 かつてハイエンド機とミドルクラス機では画質や撮影機能に差があったけど、今はもう普通に撮る分には問題ないところまで来ていますな。ハイエンド機に比べてメインカメラ以外の性能がちょっと落ちていたり、マシンパワーの差で背景ぼかしのように複雑な処理が必要な機能ではちょっとレスポンスが悪かったり、4K動画だとちょっとつらかったりという差はあるけれども、日常を撮るには十分なのは確かだ。

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